WHAT WE LEARNED #01
チーム「まぜまぜトウモロコシ」が歴史あるIVRCに挑戦
IVRCの正式名は「Interverse Vertual Reality Challenge」。
これは、リアルな世界と情報世界が融合し進化していく時流の中で、バーチャルリアリティの技術によって新たな価値を生む挑戦に対して評価を与える全国学生コンテストです。「バーチャルリアリティ」という言葉生まれたころにはすでにスタートし、2023年に第31回を迎えたIVRC。この大会で名城大学は2017年に続いて2回目の優勝を果たし、押しも押されもせぬ強豪校の仲間入りを果たしました。
チーム名は、「まぜまぜトウモロコシ」。
自分たちの特色をさまざまな言語に翻訳し、アレンジした結果、この名前になったとのこと。遊び心いっぱいのチームです。
柳田教授も「レベルの高い議論を活発に交わしていることが多く、とてもにぎやかなチーム。それでいて、ギスギスした雰囲気はなく、いつも和やかな雰囲気」だと話します。IVRCの参加についても、柳田教授が指示したのではなく、学生たちの自発的な決意によるものだったそうです。制作費用の一部を、大学の学生活動支援施策である「Enjoy Leaningプロジェクト」へ応募し採択されたことも一つの要因かもしれません。

WHAT WE LEARNED #02
不思議で壮大な出品作「めい迷路ろ」ができるまで
出品作は、チーム名と同様に不思議な響きを持つ「めい迷路ろ」。これは、入れ子構造になっている迷路をVRで体験させるエンターテイメント性の高いシステムで、人が乗れる構造になっています。ゴーグルを着用した体験者が台に乗り、手元のコントローラーを傾けると目の前に広がる3次元の迷路を進めるようになっており、視界の傾きに応じて足元も傾くようになっている迫力と楽しさ満点の仕組みが特徴。手元と自分が見ている巨大な世界が入れ子によってリンクして、見えている世界の様子が変わっていくのです。「めい迷路ろ」というネーミングは、漢字の「迷路」を前後から平仮名の「めいろ」で挟み込むことで、この入れ子構造を象徴させたものです。
出品する作品が「めい迷路ろ」に決まるまでには、200以上のアイデアが出されたものの、教授や先輩に評価してもらった結果、ほぼ全てにダメ出しされ、最後に出したのが「めい迷路ろ」だったそうです。ただ、ダメ出しされた案も無駄になったわけではなく、その中からキラリと光る要素を見つけては、合体させたりブラッシュアップさせたりして「めい迷路ろ」の中に活かされています。


左から西川凌さん、竹内大弥さん、坂野将大さん、森嵜隼一郎さん、佐々木翔哉さん、森田直樹さん、船引應佑さん。
すべて柳田研究室の4年生