大学概要【2023年度実施分】シームレスな協働コミュニティの構築と促進
外国語学部
本取り組みの目的は、ビジネス業界で重視される「シームレスなチームワーク(継ぎ目のない円滑な連携、時間的かつ空間的連携を妨げない協働環境)」を、基礎演習Ⅰなど正課のグループワーク活動を通じて学生に体験させるとともに、ICTやメタバースなどを複合的に活用し、ミーティングや協働を効率的かつ生産的に行う力を養うことにあります。社会がDX化する中、学生時代に協働とテクノロジーが融和した学び創出しています。
ACTIVITY
外国語学部生、MRを体験!
2023/07/26
7月26日、前期最終の3年生ゼミナールが4時限目にあり、MR (Mixed Reality) を体験しました。体験後、MRが今後の物語の創作やエンターテインメントにどのように生かされるかについて学生たちに考えてもらいました。
【学生の意見】
?舞台の演出
?映画の広告(例えば、ハリーポッターの世界)
?物語を観るのではなく、その世界の中に入り込むことができるようになり、より没入感の高い物語鑑賞を行える
?映画を映画館で観る機会がより減りそう
?テーマパークのアトラクション
?映画とも小説とも違うので、得意とする感情の種類(内的葛藤など)間違って来ると思う。
→今までとは違う台本や演出の仕方など新しい発想が求められるようになると思う。
卒業研究発表に向けたアカデミックプレゼンテーション実践
2023/07/27
4年次ゼミナールで小型プロジェクターを使った卒業研究中間報告を行いました。発表者が全員の前でプレゼンを行う従来のスタイルでは、発表は一発勝負、また質疑応答の時間にもなかなか学生同士のインタラクティブなやり取りが生まれません。そこで外国語学部では、学会発表で行われる「ポスター発表」の形式を採り入れたハイブリッドデザインの口頭発表実践を多く行っています。この取り組みが独特なのは、小型プロジェクター3台を設置し、壁を投影スクリーンにすることで、一つの空間に複数かつ少人数の口頭発表空間を創り出すことができる点です。
今回、4年生は後輩ゼミ生に対して3回の口頭発表を行いました。発表はポスター発表と違い時間制限のある口頭発表形式(timed presentation)ですが、発表後に各グループでの意見交換の時間を多く取ります。少人数でのやり取りとなるため、アカデミックプレゼンテーションに必要な一定の緊張感を保ちつつ、発表者だけではなく質問者の心理的負担も少ない中でのインタラクションを生むことができます。参加した3年次生からは、先輩の研究発表の内容の濃さや、時間配分を守ったアカデミックプレゼンスキルに刺激を受けた声を多く聞くことができました。
卒業研究発表会
2024/01/29
2024年1月22日、名城大学外国語学部は、卒業論文発表会を開催しました。このイベントは、最新のICT技術を駆使した教育の集大成として、学生たちの研究と努力を称える場でした。
この日の発表会は、上述の報告にもあるように、一つの教室で同時に3つのセッションが行われるというアプローチで進行しました。最新の大型および小型プロジェクターを使用し、デジタルプレゼンテーションとアナログのポスター発表を巧みに組み合わせたハイブリッド形式です。
参加者の少ないグループによる発表形態で、インタラクティブなやりとりが重視され、学生たちは繰り返しの発表を通じて、英語力およびプレゼンテーションスキルの向上に挑戦しました。また、海外で活躍する卒業予定者たちがオンデマンド映像で発表する機会も設けられました。グローバル時代に地理的な制約を超えたコミュニケーションの可能性を示しています。
この卒業論文発表会は、学生たちの卒業活動の締めくくりとしてはもちろんのこと、ICT機器の活用を通じて、将来の教育における多様な可能性を示すイベントとなりました。名城大学では、このような先進的な教育手法を通じて、学生たちが現代の社会で求められる多様なスキルを身に付けることを目指しています。