大学概要【2021年度実施分】電気電子工学分野におけるSDGs達成研究活動

理工学部

電気電子工学分野におけるSDGs達成研究活動
実施責任者:村上 祐一

本取組では電気電子工学分野からSDGsに対して何ができるかを考え,カリキュラム以外の時間において,参加学生自らが考えたSDGsを達成するための研究を遂行します。目標は年度末に開催される研究会での発表です。本取組のコミュニティは,電気電子工学科の参加学生,院生および教員から構成され,連携を密にすることにより参加学生の学習意識や就職意識に良い刺激を与えたいと考えています。
(旧取組名:研究発表会を通じた電気電子工学エンジニア育成プログラム)

ACTIVITY

電気電子工学科教員との研究打合せ

2021/10/14

 前期では,各学生が研究テーマの設定や研究調査を中心に活動し,オンライン打合せを4回実施した。
 後期から本格的に研究活動に取り掛かるため,今回は,各参加学生と電気電子工学科教員で研究打合せを実施した。その結果,研究テーマについて,参加学生から教員へ積極的に質問することができ,自身の研究をより良いものにすることができた。

田崎准教授との打ち合わせ風景

増山准教授との打ち合わせ風景

電気工学教材の作成とプラズマ実験の実施

2021/11/08

 パワーアカデミー主催の第4回 電気工学教材企画コンテストに応募するため,2年生2名と3年生1名の学生グループが教材作成のための打合せを実施しました(写真①)。「どのような教材を作成すれば,中学生が理解できるか」を3人で議論しました。人に理解してもらう難しさが分かりました。今後も,打合せを実施し,分かりやすい教材の作成を目指します。


 電気学会主催のU-21学生研究発表会の参加に向けて,2年生1名の学生が,実験に取り組み始めました(写真②)。前期に調べた「プラズマ」を使って,染色液の分解実験を実施しました。プラズマにより染色液が分解されることを,実際に自分の目で見ることにより,ますますプラズマに興味を持つことができました。

写真①:電気工学教材企画の教材作成の様子

写真②:プラズマジェット研究の様子

研究活動の紹介①

2021/12/21

 今回は,電気学会主催U-21学生研究発表会参加に向けた,2つの研究グループの活動を紹介します。
 ①非接触ディスプレイの開発
 この研究グループは3年生2名と2年生3名から構成されています。コロナ禍により非接触ディスプレイが注目されています。このディスプレイ開発のため,深度カメラを購入し,プログラムを作成しております。
 ②放電による水浄化
 この研究は2年生1名により取り組まれています。新しく製作した放電実験系においても,放電による脱色効果が確認できました。今後,放電による短時間?高効率で脱色できるシステム開発に取り組んでいきます。

深度カメラの出力画面を確認する学生

放電前後の青色の染色液
左:放電前,右:放電後

放電の様子

第4回電気工学教材企画コンテストでの優秀賞および日本電気協会賞 受賞

2022/02/21

 本取組では,パワーアカデミー主催「第4回電気工学教材企画コンテスト」への作品応募を目標として活動を実施してきました。電気電子工学科の学部1~3年生7名が3つのグループに分かれて,3作品を応募することができました。その結果,坂井秦吾さん(2年生)の作品「直流と交流が作る世界を見てみよう~適材適所の直流と交流~」が「優秀賞」を,伊勢谷雄也(3年生)さん,岡田剛さん(3年生)の作品「電気のカタチ~直流と交流~」が「日本電気協会賞」を受賞することができました(写真①および②)。前期はコロナ禍のため入構制限が厳しく,オンライン打合せにより各グループの進捗具合を共有しました。本教材作成を通して,参加学生は電気電子工学の内容をわかりやすく説明する方法を学ぶことができました。

審査結果
https://www.power-academy.jp/info/2022/003025.html

4月頃,パワーアカデミーのホームページに受賞した教材紹介動画等がアップされます。
https://www.power-academy.jp/

写真①:表彰状を持つ坂井さん

写真②:表彰状を持つ伊勢谷さんと岡田さん

電気学会主催U-21学生研究発表での発表

2022/03/24

 2022年3月19日に,電気学会主催「U-21学生研究発表会」が開催されました。本取組では電気電子工学科の学部1~3年生10名が5つのグループが分かれて,5件の研究成果を発表しました。研究テーマは以下の通りです。
 ?放電による水質汚染の改善
 ?食塩水中の色素増感太陽電池の耐久性
 ?Py-Featによる表情の認識の研究
 ?大学キャンパス構内における水力発電のポテンシャル
 ?Depthカメラを使用した非タッチゲーム
 その結果,2年生の井上君と亀井君の研究成果「Py-Featによる表情の認識の研究」が探求賞を受賞することができました。発表会当日には,他大学生や高校生の発表を公聴することで,様々な分野の研究を勉強することができました。

発表風景①

発表風景②

発表会終了後の記念写真(当日,大学から2グループが発表)

  • 情報工学部始動
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