過去の取り組み/大学院教育改善プロジェクト2010年度 大学院教育改善プロジェクト

2010年度 大学院教育改善プロジェクト

2010年度 大学院教育改善プロジェクト推進課題一覧

経営学研究科

東アジアにおける企業経営の実態調査にもとづく大学院教育改善

本プロジェクトは、(1)中央教育審議会答申『国際的に魅力ある大学院教育の構築』を念頭にするとともに(2)2007年度以降に本研究科で実施した「大学院教育事業」を引き継ぎ、東アジアにおける企業経営の実態調査を通じて留学生が大半を占める本大学院の教育改善を図ることにある。具体的には留学生の母国である中国?台湾?韓国?ベトナムなど東アジアの企業経営と日本企業の経営とを比較研究するために、院生?教員チームで訪問し工場見学?経営者へのインタビュー等により、経営戦略、経営管理や人材育成について実地調査を行い、こうしたフィールドワークにより幅広い知識と研究能力を有する人材を育成し大学院教育の向上を図る。

都市情報学研究科

アジア経済圏での知の統合を先取りする日韓中の短期交換留学制度の確立

本取り組みは、アジアにおける学術交流協定校との間で短期間の交換留学制度を確立し、この制度に本研究科の学生を参加させることによって修士課程および博士課程の長期留学へ誘導する試みである。本取り組みでは、これまでに本研究科の学生を送り出した実績のある韓国?全南大学校とこれから送り出す予定のある中国?天津大学と提携し、夏休み期間を利用した一週間程度の短期交換留学プログラム『サマースクール』を開催し、当方の学生の送り出しと先方の学生の受け入れを行うものである。
ここで、3大学(名城大学、全南大学校、天津大学)の短期交換留学プログラムは、大枠で統一されたものとする。本研究科で開催するサマースクールでは、基礎部門の科目『異文化コミュニケーション』から専門部門の科目『サービスサイエンス』までを配置し、留学予定の学生のみならず一般の在学生にも参加を募る予定である。また、2大学のサマースクールにおける使用言語は英語と現地語とする。

薬学研究科

愛知医科大学との医?薬連携体制による遠隔教育システムの構築

本プロジェクトでは、藤田保健衛生大学、名古屋大学に次いで、愛知医科大学への遠隔教育システムを導入し、本学との連携協定を結んでいる3大学病院との間で本システムの導入を完成させ、臨床薬学教育研究の拡張を目的とする。これにより、藤田保健衛生大学、名古屋大学および愛知医科大学と本学との4拠点の間で、共通したテーマについてリアルタイムに議論できるなど、これまでにない本遠隔システムの有効性が発揮できる。さらに、薬学部では4年制大学院博士課程の設置(2012年度)に向けてこれら複数の大学病院との連携を図ることを予定しており、臨床研究?教育の場において、本遠隔システムを3大学病院に統合的に導入することは大学院博士課程の設置の準備段階の一つであり、今後も他の近隣薬学部にはない臨床研究?教育環境の整備は、より一層の学部、大学院教育の発展に必要不可欠と考えている。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ