大学概要【2023年度実施分】AIシステム構築体験プログラム

理工学部

AIシステム構築体験プログラム
実施責任者:田崎 豪

パソコンの中で動作させるだけであれば、AIは簡単に利用できるようになってきました。しかし、パソコン自体を作ること、パソコンの外の世界をセンシングして、現実世界に働きかけるAIシステムを作ることは少し難しくなります。本プログラムでは、FPGAで演算器を作る体験と、センサ入力をAIで処理してモーターを制御するシステムを構築する体験を通して、オリジナルシステムを開発できるような技術者の育成を試みます。

ACTIVITY

FPGAでの四則演算回路実装演習

2023/06/19

AIを動作させるために、パソコンの仕組みを知っておくことは重要です。そこで、パソコンの重要な部品である演算器の仕組みを学び、さらに演算器の基礎となる四則演算を行う回路をFPGAで実装する演習を行いました。
最初は回路内の一つの部品を作るだけでも苦戦する受講者が多かったのですが、最終的には参加者全員が回路を実装できて、実装した回路で実演しながらプレゼンする演習も行うことができました。

実演の様子

プレゼンの様子

AIで動かすモーター制御実習

2023/06/30

組み込みシステム2の講義内で、画像認識AIの認識結果を基にモーターを制御する演習を行いました。画像認識の基礎と、モーター制御の基礎だけを伝え、画像で何を認識させるか、認識結果からどのようにモーターを動かすかを、自分で考えてシステムを作成する演習です。
最初は基礎と応用の差に悩む受講者も多かったのですが、2つのモーターを組み合わせたり、車輪型ロボットに画像認識機能を搭載したりするなど、基礎知識をしっかりAIシステムに応用できるようになりました。

左右方向と上下方向の2モーターの組み合わせで実現したモグラたたき

壁を検出したら停止する移動ロボット

AD変換とDA変換に関する実習

2023/11/30

組み込みシステム1の講義において、センサなどの外部機器とマイコンとの間で電気信号を送受信するAD変換とDA変換の仕組みを理解する実習を行いました。
本実習により、マイコンと外部機器を組み合わせた「システム」の仕組みが理解できるようになりました。

実習に用いたマイコン

実習の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ