大学概要【2018年度実施分】高齢化社会を見据えたWEBキャンパスを活用した多職種連携教育の実践
薬学部
名城WEBキャンパスでは、名城大学薬学部の学生と他大学の医療系の学生が距離的なバリアを超えて、チーム医療を学習することができます。それぞれのキャンパスにいながら、他のキャンパスにいる学生とWEBカメラを通して課題について話し合うことが可能となりました。
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ACTIVITY
第5回糖尿病教室IPEに向けて多職種の学生が集まりました(企画ワークショップ)
2019/01/29
平成30年10月13日名古屋大学医学部において「第5回糖尿病教室IPE(多職種連携教育)を開催しました。今回は、名城大学の薬学生6名をはじめ、名古屋大学の医?看護学部の学生、名古屋学芸大学の栄養学生、計18名の学生が参加しました。このプログラムは、2日間行われ、次回11月10日には地域の病院で学生達が糖尿病の患者さんに「糖尿病教室」を行う予定です。今回は、糖尿病専門医である指導教員らから食事?運動?薬物療法を取り入れた糖尿病教室の具体例と各職種の役割についての講義を受け、医?薬?看護?栄養学部の各専門職教員から適切な助言を得て、学生は3チームに分かれて糖尿病教室開催の計画を立案しました。テーマや内容は、学生と糖尿病教室に参加した患者さんが共に学ぶことを可能とする参加型学習を行える内容に統一しました。ワークショップ以降は自宅や大学などで約1ヶ月間、Webキャンパスを利用して話し合いをする予定です。
多職種の学生がWEBキャンパスで話し合いました
2019/01/29
今回参加した学生は3チームに分かれて、本番までは、名城大学WEBキャンパス(図1)を活用して、グループごとにWEB上で話し合いました。また各グループ1回以上、WEBキャンパスにあるテレビ会議を利用してミーティングを行いました。実際に名城大学に集まって、本番で使用するビデオを作成するグループもあるほど、各グループ念入りな話し合いが行われました。テレビキャンパスでは、画面を通して異なるキャンパスの学生が話し合うことが可能となりました。しかしながらテレビ会議システムを利用する際に、通信システム障害による遅延のラグが生じたり、学生自身のPCの異なるスペックによる不調和などがあり、システムの改善、及び学生のICT能力の向上が一つの課題として挙げられました。
3グループともに、WEBキャンパスを活用することによって、本番に向けて活発な議論を行い、それぞれの学生が責任をもって準備をすすめることができました。
多職種の学生が地域の中で学ぶ-第5回糖尿病教室IPEを開催しました
2019/01/29
平成30年11月10日、尾洲病院(愛知県一宮市)にて糖尿病教室IPEを実施しました。名城大学の薬学生6名、名古屋大学の医学部学生3名、看護学部学生6名、名古屋学芸大学の栄養学生3名、総勢18名の学生が、3つの混成チームに分かれ、糖尿病教室に参加しました。各チームがそれぞれ、糖尿病教室に集まっていただいた患者さんに日常生活に役立つ情報を提供しました。
グループ名 | テーマ | 内容 |
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Health Go! | おうちでさんぽ! | 「おうちでさんぽ」の曲に合わせて、簡単に家で行うことができる運動療法を紹介しました。また、いつ、どんな運動をすると効果があるのか説明しました。継続できるように体操の方法、運動カレンダ-も配布しました。 |
レスQ’s | インタビュー!こんなときどうする | 糖尿病患者が地震などの災害時に何を携帯していたらいいのか、クイズ形式で紹介しました。また災害時に備えていただくように災害用のDMカー??を配布しました。 |
いちみん | いちみんと一緒にタンパク質教室 | 一宮のマスコットキャラクター「いちみん」が糖尿病になった役を学生が扮し、どんな食事を摂ればいいのか紹介しました。プレートを使って1日どれぐらいの量が食べられるのか、代替えにどんなものを食べたらいいか説明しました。 |
参加した患者さんからは、「大変ためになった」、「楽しく学べた」、というご意見の他に、「前に教えていただいた体操を毎日やっています」などの声が聞かれました。学生たちはこの日のために、夜までグループで会議を行い、準備に追われていました。しかし、患者さんの楽しそうな表情、声を聴いて、「教室に参加してよかった」、「多職種の学生たちと協力してやれてよかった」などの声が聞かれました。糖尿病教室IPEの貴重な経験は、他職種の学生との協働を学ぶとともに、それぞれの専門性を発揮する機会となり、学生自身大きく成長することができたのではないかと思われます。