大学概要【2018年度実施分】サボテン新商品開発の突破口を探る

農学部

サボテン新商品開発の突破口を探る
実施責任者:近藤 歩

名城大学附属農場の地元,春日井市は,サボテン実生栽培で日本一の生産量を誇り,「サボテン」を地域活性化の資源の一つとして位置付けています.本プログラムでは,この特産の「サボテン」を通じて,地域が抱える課題を検討していくなかで,学生自身の行動力と創造性を養うことを目的としています.具体的には,食用サボテンの機能について研究を進めるとともに,地元の農家や企業を訪問して実際の課題を見出し,サボテンを使った新しい商品を提案していきます.

ACTIVITY

サボテン会議

2018/11/26

【活動報告1】
 あの暑い夏が終わったと思ったら,あっという間に冬の始まり.ただし,私たちの熱い?会議は継続して行われています.昨年以上に積み重ねられた議論は,少しずつ具体化されています.写真は8月29日に行われた話合いの様子です.

市島君,鳩サブレーの秘密を探る (11月7日).

2018/12/27

鳩サブレーは,お土産認知度73.2%で全国3位,神奈川県鎌倉市の豊島屋の商品です.実際の販売促進を図るため,「鎌倉と言えば鳩サブレー」の豊島屋を訪問し,本店の見学やインタビューを通じて,営業部副部長の吉田弘基氏から商品開発の成功要因を得ました.

何故選ばれ続けるのか
 土産市場で地位を確立し,鳩サブレーがロングセラーとなった秘密を伺いました.その要因には,鎌倉を中心に神奈川,東京のみでの販売にとどめ地域ブランド化を徹底していることにありました.むやみに周りの地域や量を追いかけるよりも地元の顧客にご愛好頂くことを大切にしているそうです.

商品開発について
 「サボテン入り」など珍しい商品が,一時的ではなく長期的に売れるためには,その地域のマーケティング状況や自社商品との整合性を調査することが重要となります.そこで,商品のもつ強みや特徴を洗い出し,魅力的に伝える事に重点を置いてマーケティングを考えることが大切と学びました.

吉田氏と豊島屋鎌倉本店前にて.

吉田氏と豊島屋鎌倉本店前にて.

豊島屋鎌倉本店内の展示品.

鳩サブレーの「鳩」の由来:鶴岡八幡宮の額中の字体「八」は鳩で描かれている.

試作品の発表会

2018/12/27

 試作品の発表会を開催しました.当日は,春日井市商工会議所の高木氏,名城大学サービスの大塚氏,名城大学社会連携センターの福井氏,農学部事務室の岡田氏にも参加していただきました.試作品はなかなかの好評でした.
 写真は12月10日に行われた試食会の様子です.

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