大学概要【2017年度実施分】サボテン新商品開発の突破口を探る
農学部
名城大学附属農場の地元,春日井市は,サボテン実生栽培で日本一の生産量を誇り,「サボテン」を地域活性化の資源の一つとして位置付けています.本プログラムでは,この特産の「サボテン」を通じて,地域が抱える課題を検討していくなかで,学生自身の行動力と創造性を養うことを目的としています.具体的には,食用サボテンの機能について研究を進めるとともに,地元の農家や企業を訪問して実際の課題を見出し,サボテンを使った新しい商品を提案していきます.
ACTIVITY
春日井サボテンの現場見学(7/3更新)
2017/07/03
本取組を始めるにあたり,5月18日に農学部の教員?学生10名が集結し,チームSB10 (saboten) が結成されました.アイドルグループではありません.そして6月20日,いよいよチームSB10 が始動しました.今回は,春日井特産の「サボテン」をよく知るために,現地に訪問?見学に行きました.まずは,春日井商工会議所を訪れ,春日井サボテンプロジェクト事務局の高木氏から春日井サボテンの歴史や現状について学びました.また高木氏の案内のもと,食用サボテン (後藤サボテン) や実生栽培 (安田サボテン) の現場を訪れ,実際の生産過程を見ることができました.さらには,食用サボテンを使った料理 (中華料理四川) を味わったり,サボテン関連の商品 (こだわり商店) を手に取り,サボテン活用の一端を知ることができました.この日は,梅雨の合間の晴天にも恵まれ,楽しく,貴重な体験をした日となりました.しかしその一方で,この体験を体験として終わらせることなく,地域発展の実現に変えることが,チームに期待された課題であると感じさせられた日ともなりました.
ナナとななみのサボテン三昧(1/31更新)
2018/01/31
遅ればせながら,私たちのサボ活 (サボテンの魅力を広める活動) についてお伝えします.今は恋しい暑い夏の日 (7月29日),「サボテンの寄せ植え体験」に参加するために名古屋市天白区にあるCOTTONY (カートニー) を訪れました.そこでは, 後藤サボテンさんからサボテンの種類や寄せ植えのコツについて学び,好みのサボテンを選択して寄せ植えを作成しました (写真1, 2).それから,食用サボテンを使った料理,サボテンチーズステーキ?サボテンサルサソース?ケバブ?フライドポテトも味わいました (写真3).この機会は,サボテンの新たな活用方法を探る糸口となりました.私たちは,サボテンプリンを試作しています (写真4).味やレシピはまだまだ“企業秘密”です.10月に入りハロウィンでは,ジャックオランタンをカボチャでなくサボテンであしらってみました (写真5).ほんの少しの間,生協のカウンターに飾ってもらいましたが,見てくれましたか?12月になるとサボテンでクリスマスツリーをかたどってみました (写真6).こうした画像は,SNSを利用した広報効果の検証に用いられています.現在はバレンタインに向けて企画検討中.「手作りチョコ」という名の「試作品」,どうぞ召し上がれ.その時は感想を聞かせてくださいね.
農学部卒業研究発表会にて(2/27更新)
2018/02/27
2月10日 (土) に,農学部卒業研究発表会が行われました.農学部のすべての研究室が集うポスター発表の場で,チームSB10で活動してきた学生も「春日井サボテン」についての研究成果を発表しました.そして,多くの人に興味を持っていただくことができました.今後もさらに研究は継続される予定です.下記に,「春日井サボテン」に関する研究タイトルを示しました.
?春日井サボテンの利用形態の多様化について
?春日井サボテンの形態学的および生理学的特性
?春日井サボテンの生体成分およびその利用法に関する研究
?サボテン繊維による抗酸化成分保護効果
?ウチワサボテンサイレージの給与がヤギ糞堆肥の性状に及ぼす研究.
?ウチワサボテンまたは微生物発酵生成物の給与が鶏糞堆肥の性状に及ぼす研究.
?ウチワサボテンまたは微生物発酵生成物の給与が採卵鶏の卵質に及ぼす研究.