理工学部/数学科学びのポイント
学びのポイント
私立大学では全国的にみても貴重な数学科
数学を基礎から体系的に学ぶカリキュラムを整え、論理的な思考力、数学に対する「ひらめき」や感性を育成。また理論だけに終わらず、社会との接点を持った研究に取り組みます。
数学科という学科自体、数少ない存在です。しかしながら、根強く残っているのはいつの時代も数学が必要とされていたということです。理学や工学をはじめとしたあらゆる学問に数学はつながります。その基本となる数学を専門に学べる場所がここにはあります。
主要科目は、「代数学」「解析学」「幾何学」「数理情報」「計算機科学」
「代数学」「解析学」「幾何学」「数理情報」「計算機科学」の5科目に重点を置いています。さらにプログラミング教育にも力を注いでおり、数学科専用のコンピュータ教室を3室設置しています(教室2室、サーバー室1室)。
教員のほか、大学院進学、ソフトウェア開発などに就職
約6割の学生が教員免許を取得。中学校?高等学校教諭一種免許状(数学)の取得者は教育現場からの高いニーズがあります。卒業後は学校教員や大学院進学のほか、ソフトウェア開発など頭脳的技術分野を担う企業への就職などを中心に各界で活躍しています。
情報処理能力と数理的思考。切っても切れないこの2つを押さえる数学科の学生は、未来を担う若い技術者として非常に有用な幅広い可能性をもって旅立っていくことでしょう。
主な卒業研究の事例
- ラマヌジャングラフ
- 可換環の研究
- フーリエ解析
- 2,3次元結晶群の分類について
- 曲面上の接続の理論
- 確率解析学~確率モデルの構築と金融工学への応用
- 統計解析としてのオペレーションズ?リサーチ
- Java言語、DirectXを用いた3Dゲームの作成
- 数式処理ソフトを使った整数理論における数値実験
TOPICS
学科独自の教員採用試験向け講義を開設
本学科では6割を超える学生が教員をめざします。こうした学生のために、3年後期と4年前期に「教職研究I」、「教職研究II」という科目を開設して、教員採用試験対策を行っています。
CLOSE-UP 授業
「解析学I」 日比野 正樹 先生
授業では、「計算をしながら理論を理解する」ことをめざして多くの計算問題を学生に解いてもらっています。そして「こういう理論に基づいて、こういう計算ができるんだ! 」「こういう計算を使って、こういう理論が作れるんだ! 」といった発見を学生ができるように心がけています。