大学概要【2025年度実施分】ナゴヤドーム前キャンパス西館2階における「人がみえる本棚」設置による社会連携コミュニティ創出の取り組み

社会連携センター

ナゴヤドーム前キャンパス西館2階における「人がみえる本棚」設置による社会連携コミュニティ創出の取り組み
実施責任者:田中 武憲

2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが移行し、センターが管理する社会連携ゾーンshake(ナゴヤドーム前キャンパス西館2階)および西館2階全体の利活用の推進が求められています。社会連携センターでは、多様なステークホルダーとの共創を図る一助とすべく「人がみえる本棚」を通した社会連携コミュニティづくりを実施します。

ACTIVITY

出版取次会社?日販との連携が始動

2025/04/23

ナゴヤドーム前キャンパス西館2階に設置予定のシェア本棚「i am BOOKs MEIJO」に関する取り組みの一環として、日本出版販売株式会社(以下、日販)との連携が始まりました。
日販は、出版社と書店をつなぐ国内大手の出版取次会社であり、今年度より本プロジェクトのアドバイザーとして参画しています。
 
今回の初回打ち合わせでは、日販担当者と学生との顔合わせが行われ、日販およびその子会社?株式会社ひらくが展開する書店「文喫(ぶんきつ)」の概要説明に加え、今後の協働の方向性について意見交換がなされました。
 
「文喫」は、入場料制を採用した「本と出会う本屋」として全国に展開しており、名古屋?栄にある店舗「文喫 栄」では、地域の喫茶文化に着目した空間づくりが特徴です。
今後はこの「文喫 栄」との連携を軸に、シェア本棚を活用した学内外での学びや交流の場づくりを進めていく予定です。
 
当日は、学生側からこれまでの活動経緯や今後の構想についてのプレゼンテーションも行われ、互いの理解を深める機会となりました。

顔合わせの様子

シェア本棚の利活用に関わる学生からの団体紹介

文喫 栄の紹介をしている様子

カフェ風交流イベント「好きカフェ」を開催

2025/06/18

社会連携ゾーン shake にて、カフェ風交流イベント「好きカフェ」を開催しました。
 
このイベントは、自分の「好きなこと」について自由に語り合える、リラックスした空間づくりを目的に企画されたもので、出入り自由の形式で実施しました。
当日は学生に加え、教員の姿も見られ、立場や学年をこえた交流が自然に生まれるひとときとなりました。
 
会場には、参加者同士の会話のきっかけとなるテーマカードやお菓子?飲み物を用意し、それぞれが自分のペースで場に関わることができるよう工夫しました。
なかには、自作のお菓子を持参して場を彩る参加者の姿もみられました。
 
また、企画に携わった学生たちは「カフェマスター」として、はじめて訪れた参加者にも自然に声をかけながら、場の雰囲気づくりに積極的に関わっていました。
 
本イベントは、シェア本棚「i am BOOKs MEIJO」の利活用に向けた仕組み整備を進める学生グループ「サカバンブックス」と、都市情報学部1年生を中心に学内の居場所づくりに取り組む「ThreeCs(スリー?シーズ)」が協働で企画?運営を行いました。
 
「好き」というテーマを軸に、人と人とのつながりが生まれた本イベントは、学生主体による新たな交流のかたちを提示する取り組みとなりました。

「好きカフェ」の様子

たくさんの来場者

企画した学生たちの集合写真

飲食店舗におけるブックスポットの共同プロデュースを実施

2025/06/25

学内のシェア本棚「i am BOOKs MEIJO」の仕組み整備を進める学生グループ「サカバンブックス」が、建築学科?谷田研究室の学生と連携し、大学近隣の飲食店舗に設置されるブックスポットの共同プロデュースに取り組みました。
 
本プロジェクトは、飲食空間における新たな本との出会い方を提案することを目的としており、「サカバンブックス」が書籍の選書を担当し、谷田研究室の学生が本の配置や見せ方、空間演出について提案するなど、学部横断的な協働によって進められています。
 
選書にあたっては、名古屋市鶴舞中央図書館による助言を受けながら、店舗のコンセプトや店主の想いに合った書籍を一冊ずつ丁寧に選定。
装丁やテーマ、読後感など、多様な視点から本の魅力を引き出すことを心がけました。

選書した書籍

鶴舞中央図書館のサポートを受けて一次選書をする様子

二次選書の様子

一箱本棚オーナー制度の説明会を開催

2025/07/03

ナゴヤドーム前キャンパス西館2階に設置されたシェア本棚「i am BOOKs MEIJO」の運用開始に向けて、「一箱本棚オーナー制度」に関する説明会が開催されました。
 
本制度は、個人が一箱分の棚スペースを担当し、それぞれの関心やテーマに基づいて本を選び展示することで、本棚を通じた発信と交流を促す仕組みです。
学生?教職員?地域住民など、多様な立場の参加が想定されています。
 
説明会では、シェア本棚のコンセプトや運営方法に加え、西館2階がこの取り組みを通じて、人と人とが緩やかにつながる場として活用されていくことが紹介されました。
 
後半には参加者同士による小さな交流の時間も設けられ、それぞれの関心や参加動機、今後の期待などを語り合う場面が見られました。

説明会の様子

シェア本棚の利活用促進を目指す学生団体からの発表

参加者交流の様子

「文喫 栄」にて選書ワークショップを実施

2025/07/22

ナゴヤドーム前キャンパス西館2階のシェア本棚「i am BOOKs MEIJO」の取り組みの一環として、書店「文喫 栄」にて選書ワークショップが開催されました。
 
会場となった「文喫」は、入場料制の書店として全国に展開しており、「本と出会う本屋」をコンセプトにした空間演出が特徴です。
今回のワークショップは、名古屋?栄にある「文喫 栄」の協力のもと実施されました。
 
当日は、講師の日本出版販売株式会社から、レクチャー形式で選書の基本的な考え方や、プロの書店員が本を選ぶ際の視点について学びました。
出版流通の変化や近年の選書への関心の高まりといった背景も紹介され、参加者にとって理解を深める機会となりました。
 
後半は、実際の書棚を使った選書の実践が行われました。
今回のテーマは「おとな」。参加者はこのテーマから自由にキーワードを発想し、それぞれの視点で「おとな」をとらえながら本を選び、その理由や背景をグループ内で共有しました。
 
最後には、選書した本に添える紹介用POPを作成し、完成した選書棚が「文喫 栄」の店内に展示されました。
来店者が自由に手に取って楽しめる棚は、月末までの期間限定で展示されます。

選書ワークショップの様子

選書した書籍を紹介し合う学生

選書の様子

学生が選書した書籍の展示コーナー

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