大学概要【2024年度実施分】ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト

外国語学部

ICTを活用した地域情報発信力向上プロジェクト
実施責任者:西尾 由里?萩藤 大明

外国語学部の2つの基礎演習クラスが、東区および名古屋市歴史まちづくり推進室と連携しフィールドワークを実施し、文化のみちエリアを中心とした地域の課題を自ら発見し、関連する地域情報の取材および発信を通して地域貢献を行うことを目的としています。英語で世界へ日本の歴史文化遺産を発信しグローバルな学びのコミュニティを創出するプロジェクトの活動を通し、コンテンツの加工、YouTube動画?Webページ作成などの、ICTの知識も習得します。

ACTIVITY

フィールドワークの実施?文化のみちエリアにおける地域情報の収集と取材?

2025/02/07

 外国語学部1年次の2つの基礎演習クラス(西尾ゼミ、萩藤ゼミ)が合同で、名古屋市歴史まちづくり推進室および東区と連携してICTを活用した地域情報の収集及び発信力向上プロジェクトに実践的に取り組み、その一環としてフィールドワークを実施しました。事前に名古屋市東区企画経理室の杉氏には講師としてご参加いただき、文化のみち地区の歴史的背景や現存する文化的遺産や建造物等について講義を受けました。今回の課題は、文化のみちの認知度を上げるための方策について考え、最終的には映像を作成することという課題が与えられました。提案のための情報収集と取材のため、約24名の受講生がフィールドワークに参加し、まず東区文化のみちエリアにて東区文化のみちガイドボランティアの会の協力を得てガイド担当者から英語も交えた詳細な説明を受けながら、各チームで説明の記録を取るなど情報収集を行いました。
 参加した学生からの振り返りでは、「ガイドさんの説明がすごく分かりやすく、しかも英語でしてくださったので勉強になりました。」「撞木館など和風と洋風が混ざった家にすごく魅力を感じました。」など、フィールドワークをすることによって、はじめて自分の目で見て経験することの大切さを学んだようでした。

ボランティアガイドさんの説明を聞く学生たち 

撞木館前でガイドさんの説明を聞く様子

文化のみち二葉館前での集合写真

ICTを活用した文化のみち認知度向上のための情報発信方法について?チーム活動と提案内容の発表?

2025/02/07

 文化のみちエリアでのフィールドワークで収集した情報、写真、映像に基づいてチーム単位でコンセプトを決めパワポ、また映像の作成を授業内また、授業外で話し合いをしました。説得力のあるパワーポイントを作成し、やオリジナルな作成動画も提示しながら発表を行いました。第一次提案を行い、そののち内容を精査して、最終提案を行いました。名古屋市東区企画経理室の杉氏から、それぞれのチームの発表に対して質問や改善点について指摘していただいた。また、学生同士からも互いに質問をしあっていました。
 最終提案では、第一次提案の内容を精査し、その時の課題も解決し、さらに完成度の高いパワポとプロモーション動画を提示した発表となりました。学生のコメントから、すべてゼロの状態から、チームのみんなと協力して、多くの人に理解してもらえる動画を作成できてとても達成感があったようです。

スライドでの説明

佐助邸紹介ビデオ映像

地域の方々を招いて開催された全員参加型のポスター発表会

2025/02/07

 ICTを活用した文化のみち認知度向上プロジェクトの最終イベントとして、東区役所の担当者、文化のみちガイドボランティアガイドのメンバーの皆様を招いてポスター発表を開催しました。教室の6カ所に映し出された映像の前でチーム全員が参加してそれぞれの提案内容について詳細な説明を行いました。発表を聴いた地域の参加者や学生からは次々と質問が投げかけられ、それに対して発表者が丁寧に説明するなど、双方向のやりとりが活発になされました。最後に地域担当者、ボランティアガイドのみなさんから発表に対して全体的な講評がなされたが、いずれの発表も最新のICTを活用した映像でよかった点が強調されていました。
 ボランティアガイドのみなさんが、「毎年、学生さんが作る映像の質が上がっていて、新しい手法を取り入れているので素晴らしい!」という声が上がり、学生たちも、今後さらなる改良を加える必要性を感じながらも、多くの人に喜んでもらえる結果を残せたことにやりがいを感じたようでした。 

発表をする学生たち

聞いて下さっているボランティアガイドさんの様子

参加者のみなさんからの講評の様子

講評を一生懸命聞いている学生たち

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