大学概要【2023年度実施分】学科、学年、クラスの壁を越えた探究活動 ~みんなで「探究Day」を創る~
附属高等学校
全校生徒が探究を行う学校行事「探究Day」を3月に実施する。本校における学科別の探究活動の教育課程やSSH?SGHの教育課程は、同じ題材であっても課題の捉え方、視点、課題解決へのアプローチ等が異なっている。学科や文理を問わずこれらの生徒を混ざり合わせ、同じテーマについて探究する機会を作ることで、視点や考え方の違い、多様さに気づき、その後の探究活動への広がりに繋げる。更に、生徒が考えた社会課題解決案を学校全体で取り組む。
ACTIVITY
名城探究Dayの実施
2023/12/27
今年度も2月に名城探究Dayを実施します。
昨年度は、2月24日と3月2日の2日間で「名城探究Day」を実施しました。これは「混ざる」、「つながる」をキーワードに本校の1,2年生1,309名が262グループに分かれ、共通のテーマで探究活動を行う、一昨年度からスタートした新しい学校行事です。昨年度は「カーボンニュートラルに対して自分たちはどんなことができるのか、名城高校発の実現可能なプロジェクトを考えよう!」を目標に探究しました。
2月24日のDay1には名城大学副学長の大野英二先生に「カーボンニュートラルと地域活性化」を演題に基調講演をしていただきました。その後、3月2日のDay2に向けて各グループでどんな視点から課題を設定するか話し合いました。
3月2日のDay2は各グループの課題に対して解決策としてどのようなことが考えられるか話し合いました。自分の調べてきたことや考え方をグループで共有しながら活発に議論する様子が印象的でした。Day2は外部からの助言者57名をお迎えし、会場となる52教室に最低1名入っていただき、それぞれのプロジェクトに対してアドバイスをいただきました。最後は各グループのプロジェクトを教室ごとに発表し、すべてのグループが発表まで終えることができました。
助言者の皆様からは「難しいテーマに対して、じっくり深くまで考えられているグループが多く、感銘を受けました。」「主体性と思考力がある生徒たちだと感じました。」など、前向きなコメントを多くいただきました。生徒からは「楽しかった!」「知らない人たちと関係を深められるのは嬉しかった。自分のアイデアについて深められたり,他の人の視点が加わったりするのはとても新鮮だった。」など、充実した様子がうかがえました。
実施にあたっては62名からなる生徒実行委員が一生懸命に計画し、準備から実行まで努力しました。「探究の名城」の中で生徒が主体的に考え、活動できる学校行事として、充実した素晴らしい2日間になりました。
探究Dayで選ばれたプロジェクトを実施
2023/12/27
6月21日~23日の名城オリンピック期間に、昨年度の探究Dayで選ばれたプロジェクトが試行されました。
昨年度の探究Dayでは、262グループから「カーボンニュートラルにむけて自分たちが行うプロジェクト」が提案され、各教室での代表プロジェクトが選ばれていましたが、さらに生徒実行委員が1つを選び、それを実施したものです。
実施したのは、「キャップシュートでカーボンニュートラル!」プロジェクト。ペットボトルキャップをバスケットのゴールにシュートする遊びを通して、楽しく分別とキャップ収集を行おうと提案されました。特に体を動かし、水分摂取量が増える名城オリンピックに合わせての実施となりました。
探究Day2024に向けて生徒実行委員会が始動
2023/12/27
本年度の探究Dayは、2月22日と28日に開催されます。全校生徒がコースや学年の枠組みを超えて「混ざる」ことにより、多様な視点から社会課題とその解決に向けた探究に取り組み、次年度の探究活動につなげていくことを目的として企画された探究Dayですが、昨年度からは世代の枠?立場の枠を超え、学生や社会人にも助言者として参画していただくようになりました。
今回の探究テーマは「名城大学附属高校の『ブランディング』を推進せよ!~名城の「ならでは」を探究し、アクションプロジェクトを考えよう~」です。
基調講演には、東京都市大学の末繁雄一先生にお越しいただくことになりました。
現在、生徒実行委員たちを中心に、全校生徒(1,2年生)が当日探究を進めていけるように準備を進めています。