大学概要【2023年度実施分】カーボンニュートラル推進のための電気電子系実機体験プログラム

理工学部

カーボンニュートラル推進のための電気電子系実機体験プログラム
実施責任者:村本 裕二

本体験型プログラムは,本学科の教育方針であるエネルギー,ロボット,ナノテク,情報通信など,幅広い分野の基礎学力と応用力を身に付けた「モノづくり」を担う人材の育成を目指して「実感教育」を推進するためと,学生の主体的な学びを熟成させるための事業である。電気電子系実機体験プログラムを履修することでカーボンニュートラル推進のための方策を練る。

ACTIVITY

活動報告1. 教育プログラムの説明

2023/05/02

 電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラム(実験全体,テスタ作製,事前課題(抵抗器カラーコード))を実施するためのガイダンスを実施した。本説明および事前準備をすることで電気電子工学における基本的な事象(電子部品選定等)を理解する。
 電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)のガイダンス(在学生ガイダンス)時に実施した。

本教育プログラムの説明会様子①

本教育プログラムの説明会様子②

活動報告2. 電気電子回路作製

2023/05/25

 電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを進めるために必要である電気電子回路作製(テスタ作製)を実施した。さらに自作テスタが電圧?電流および電子部品の抵抗値を測定できるかの動作確認も実施した。
 電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて新型コロナ感染防止対策をしながら対面にて実施した。

テスタ作製の様子1

テスタ作製の様子2

自作テスタの動作確認の様子

活動報告3. 実機操作(アナログ測定,ディジタル測定)

2023/06/01

 電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを進めるために必要である実機操作として自作テスタによる電圧と電流および抵抗間の定量的な関係(オームの法則)を観測,ディジタルマルチメータを用いて自作テスタの内部抵抗の概念を理解する。本実験を通じて,ディジタルマルチメータ,テスタの使い方ならびに観測した値の関係の表現(グラフの作り方)を習得する。
 電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて新型コロナ感染防止対策をしながら対面にて実施した。

自作テスタによる電圧,電流および抵抗測定の様子

ディジタル測定(自作テスタの内部抵抗測定の様子)

活動報告4. 実機操作(交流電圧波形観測),データ処理(長さ測定)

2023/07/14

 電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを進めるために必要である実機操作としてディジタルオシロスコープによる測定方法を習得する。ファンクション?ジェネレータから出力した交流電圧波形(2現象)観測を行い,RC回路(抵抗,キャパシタンス)での電圧,電流,位相差および周波数の測定法を学ぶと共にその概念も理解する。
 さらに電気現象を評価する上での物理量の概念とデータ処理法を理解するため金属製長尺,ノギスとマイクロメータを用いて長さの測定を実施し,測定したデータから測定値のバラツキ,誤差,数値の丸めおよび有効数値の概念を習得する。
 電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて新型コロナ感染防止対策をしながら対面にて実施した。

交流電圧測定(交流電圧波形観測の様子1)

交流電圧測定(交流電圧波形観測の様子2)

データ処理(長さ測定の様子)

活動報告5. 実機操作(交直流重畳電圧測定),電気電子回路(ゲルマニウムラジオ)

2023/08/07

 電気電子基礎実験におけるカーボンニュートラル推進のための実機体験プログラムを進めるために必要である実機操作としてディジタルオシロスコープによる測定方法を習得する。ファンクション?ジェネレータを用い直流に交流が重畳した電圧波形(直?交流重畳波形)を作り,RC回路(抵抗,キャパシタンス)での電圧,電流,位相差および周波数の測定法を学ぶ。
 さらにゲルマニウムラジオの製作を通じて外部信号(AM波)から音声信号を取り出す原理を学び,簡単な電子回路(無電源)にてラジオ放送の音声が聞けることとラジオ(AM波)の伝搬方式を学ぶ。
 電気電子工学基礎実験(電気電子工学科2年次,前期)にて新型コロナ感染防止対策をしながら対面にて実施した。

交直重畳電圧測定(交直流重畳波形観測の様子)

ゲルマニウムラジオ(外部信号を受信している様子)

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