大学概要【2023年度実施分】折れた木製バットのアップサイクル企画を通じたSDG's達成への参画

経済学部

折れた木製バットのアップサイクル企画を通じたSDG’s達成への参画
実施責任者:伊藤 志のぶ

SDG’sのNo14、No15を念頭に、「木を切らずに人の役に立つ木製品を作る」プロジェクトを立ち上げました。愛知大学野球連盟が練習や試合で「折れるほど使った」バットを譲り受け、木工加工の技術を持つ愛知県立名古屋聾学校のインテリア科と共同で製品を企画、制作します。大学祭で製品を販売し、「買ってくださる方もSDG’sに参画」するビジネスモデルを構築します。

ACTIVITY

「SDG‘s大作戦2023」が始動しました

2023/05/13

 本学経済学部生と名古屋聾学校インテリア科専攻科生が協力してSDG‘s達成を目指す「SDG’s大作戦2023」が始まりました。4月28日(金)は名城大学に集い、互いの学校紹介や実働チームの結成を行いました。5月12日(金)は愛知県立名古屋聾学校インテリア科の実習室で、各チームに別れて企画会議を行いました。SDG’sの17の目標の中から、チームの目標として何を選ぶのか、現在の日本の社会では、何が必要とされているのか、真剣に話し合いました。

専攻科生による名古屋聾学校の紹介の様子。手話による発表を聾学校の先生が読み取り通訳で伝えます。

企画会議の様子。手話と筆談で活発なやり取りをしています。

「読売新聞 夕刊」(2023年8月24日)に掲載されました。

2023/08/31

「折れたバットのアップサイクル」は、新しい作品が徐々に形になり始めました。その中で、先日、取材の申し込みを受けました。SDG‘sの観点から「野球用具の廃棄問題」を考えておられた「読売新聞大阪本社」の後藤静華記者が、名城大学のHP「学びのコミュニティ」で本取り組みを見つけてご連絡を下さったのです。7月13日(木)の午前に大阪から来られ、2時間近くかけて丁寧に話を聞いて下さいました。名城大学と名古屋聾学校の代表が、筆談を交えながら質問に答えました。自分やその周囲だけのプロジェクトと思っていたことに社会的な広がりが生まれて、学生?生徒たちはとても良い経験をさせて頂きました。
この様子は8月24日(木)の夕刊に取り上げられています。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20230824-OYO1T50016/

インテリア科の作業場に伺い共同作業を行う様子です。

バットのグリップを活かして花器を作りました。1本1本、色も風合いも違うので楽しい仕上がりになっています。

取材の写真の準備をしている所です。机の上に、材料の折れたバット、バットで作ったスツール、キーケースなどが載せられています。

名古屋聾学校文化祭(10月28日)?名城大学祭(11月3日?4日)?障害者ワークフェア(11月18日)に出展しました。

2023/12/03

名古屋聾学校の文化祭、名城大学の大学祭、そして全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)同時に開催された障害者ワークフェアで、私たちの活動を紹介し、作品を説明するパネルの展示と、作品の販売を行いました。大学祭とワークフェアでは、「木工体験コーナー」も実施し多くの方にご参加頂けました。
ご来場された方からパネルについてご質問を頂いたり、「体験コーナー」で木のおもちゃで遊んだり、作ったりする時間を共に過ごさせて頂き、学生にとってとても良い経験になりました。

文化祭でパネルを展示し、作品を販売する様子です。

大学祭会場のエントランスでは、バットで作ったSDG‘s大作戦のイーゼルがお客様をお出迎えしました。

コースターや靴ベラなど実用的なものがご好評を頂きました。

クリスマスリースのバラは、鉋(???)でバットを薄く削り紙状の長いテープにしてから造形し花びらにしてあります。

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