大学概要【2023年度実施分】学外での活動を通じた就業力育成事業

経営学部

学外での活動を通じた就業力育成事業
実施責任者:田代 樹彦

本事業は、職場体験、地域貢献活動、地域コミュニティーで開催される学習会、交流会への参加といった多様な学外での活動体験を通じ、参加学生の学習意欲や自己肯定感、ひいては就業力の向上を企図した取り組みです。昨今、リスキリング(学び直し)機会の必要性が叫ばれていますが、そうした機会の利用者に、主体的にスキル向上を図ろうとする態度が無ければ、掛け声倒れに終わってしまうことでしょう。本事業が、学生たちの自発的な学びを促すことに拘る背景には、こうした問題意識があります。

ACTIVITY

人吉フィールドワーク説明会

2023/09/29

 去る2023年9月26日(火)12:30より、人吉フィールドワークの説明会を行いました。今年度の人吉フィールドワークは11月17日(金)~19日(日)の日程で実施します。①これまでに行った人吉復興支援チャリティー販売の収益金贈呈、②現地のイベントである「妖怪祭り」のお手伝い、③人吉復興モデル案提言のための聞き取り、④現地でのチャリティー販売実施、以上がフィールドワークの主目的となります。行事の概要や参加費用などについての説明を、参加予定学生たちはメモを取りながら真剣に聞いていました。30名超という大所帯での活動になりますが、協力し合って実り多いフィールドワークにしてくれることを期待します。

説明会用パワーポイントスライドの表紙

担当教員による挨拶

担当教員による日程説明

説明を聞く参加予定学生の様子

人吉復興モデル考案の経過報告

2023/10/14

 去る2023年10月10日(火)3限時、4月から取り組んできた人吉復興に向けてのモデル考案について、各班の経過報告会を実施しました。折良く、経営学部1年生が、翌年所属する専門ゼミを検討するため各ゼミのオープンゼミに参加する時期と重なったこともあり、橋場ゼミを訪問してくれた1年生にも報告を聴いてもらいました。1班はインバウンド観光客誘致という観点から、2班は人吉の観光資源を活用したアウトドア事業展開という観点から、3班は人吉市をモデルとした漫画?アニメ『夏目友人帳』を前面に出したイベント開催という観点から、4班はふるさと納税による寄付金増大とそれを活用しての定住人口獲得という観点から、復興案を提案しました。エビデンス不足や結論の説得力の不十分さなどなど、各班まだまだ課題が多い状況です。来月に迫った人吉フィールドワークの機会を利用して聞き取り調査を行うなど、12月の最終プレゼンテーションに向け、しっかり準備してくれることを期待します。

1班のプレゼンテーション

2班のプレゼンテーション

3班のプレゼンテーション

4班のプレゼンテーション

プレゼンテーションを聴くオープンゼミ参加者の様子

キッチンカー販売による収益の寄付金贈呈式

2023/10/29

 去る2023年10月25日(水)、有限会社スパゲッティヨコイの横井慎也代表取締役副社長、並びに同社のキッチンカーを運営する株式会社インサイトの大原功雄代表取締役が来訪され、7月のオープンキャンパス時に実施したキッチンカー販売による収益金を経営学部にご寄付いただきました。このキッチンカー販売は、橋場?東担当基礎ゼミナール生(1年生)たちのアイデアが一部反映された商品を、基礎ゼミ生と橋場ゼミ2~3年生が協力しあって販売するという企画でした。ポップ作成や声かけなど、熱心な販売活動の甲斐あって、各種パスタや唐揚げなどの商品を完売することができました。この際の収益を、橋場ゼミが関わっている、人吉復興支援に充当させていただくことになりました。お預かりした寄付金は、来月実施する人吉フィールドワークの機会を利用して、同市副市長にお渡しする予定です。復興支援活動の趣旨にご賛同いただいた横井様、大原様に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

本年のオープキャンパスでパスタ等の販売を行ったキッチンカー

キッチンカー販売の手伝いを行う学生達

経営学部長への寄付金贈呈時の様子

人吉フィールドワーク

2023/11/23

 2023年11月17日(金)~19日(日)の日程で、人吉フィールドワークを実施しました。
 初日の17日は、人吉市役所にて災害見舞金贈呈式に出席し、これまで実施したチャリティー販売で得られた利益を寄附しました。その後、鍛冶屋町通りに移動し、うんすんカルタの手ほどきを受け、以降、2グループに分かれ、翌日の妖怪まつりに向けて、各種設営や調理の手伝いを行いました。
 2日目の18日は、午前10時から始まったうんすんカルタ大会に参加した後、妖怪まつりの準備作業とまつりの運営、そして後片づけをお手伝いしました。
 最終日の19日は、朝から二手に分かれ、一方は人吉コンテナマルシェでチャリティー販売の設営を行い、10時から販売に着手しました。もう一方の学生たちは、午前中、相良町公民館にて豪雨災害により泥水に漬かった写真を洗浄するボランティア活動に従事した後、午後からチャリティー販売に合流しました。チャリティー販売では、学生たちの懸命な売り込み、事前に行っていたSNSを利用しての告知、そして市役所の方々や前日のうんすんカルタ大会と妖怪まつり主催者の方々による手厚いサポートなどの甲斐があって、商品を完売することができました。販売終了後、繊月酒造に移動し、工場見学と、次回12月5日実施予定のチャリティー販売で取り扱う商品の選定を行いました。
 寒さ厳しい天候の中、参加学生たちは密度の濃い活動をやり遂げてくれました。これも現地の方々の温かなご支援があってこそのことでした。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

災害見舞金贈呈式の様子

妖怪まつりで販売する商品の調理を手伝う学生たち

妖怪まつりでキッチンカー販売の手伝いをする学生たち

写真洗浄のボランティア活動を行う学生たち

チャリティー販売活動を行う学生たち

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