大学概要【2019年度実施分】社会連携?最先端展示会?セミナーへの学生派遣と最先端技術のふれあい
理工学部
MS-26で本学科は世界最高レベルの研究拠点の構築や大学院修士課程への進学率50%以上を目指し取り組みを進めている。本目標を達成するためには、学部?大学院生が世界の最先端技術とそれをベースにした世界規模での企業活動に直接接することで、自分の夢を広げ、それを実現するための研究開発に積極的かつ自発的に取り組む姿勢を養うことが必要不可欠である。そこで、本事業では、学生がアジア最大級のIT?エレクトロニクスの国際展示会であるCEATEC JAPANなどの最先端展示会や近隣の国際会議場等で開催される国際セミナー等へ派遣し、学生のモチベーションを高め、学びのコミュニティを形成することを目的とし実施する。
ACTIVITY
第38回電子材料シンポジウムへの参加
2019/10/17
自分は今回の派遣において、電子材料シンポジウムに参加しました。同シンポジウムは参加者が同分野を研究している人たちのみであるため、参加人数は少なかったです。しかし、それにより他研究機関の方々とより時間をかけて意見を話し合うことができました。また、各日の夜には、各々がくつろぎながら夕食をとる時間があり、和気あいあいとした雰囲気の中でそれぞれの研究等について話し合うことができました。本シンポジウムは空気のメリハリもしっかりしており、研究を行っていく上でとても有意義な時間を過ごすことができたため、来年もぜひ参加したいと思いました。また、最先端分野の展示会も併設されており大変勉強になりました。
ワークショップへの参加
2019/12/09
11月10日から15日に沖縄科学技術大学院で行われたワークショップに参加した。この学会では、アジア圏内で半導体関連の研究を行っている研究者たちによる最新の研究報告が多くされた。特に、名古屋大学の天野先生による講演では、パワーデバイスやマイクロLEDについて最新の技術や将来性を学ぶことが出来た。さらに、自分たちの日頃の研究についても口頭発表やポスターで報告した。海外から来た研究者たちともつたない英語ではあったが議論を交わすことが出来、様々な意見が得られた。
日産自動車の開発責任者による最新技術の導入について聴講した。
2019/12/20
この取り組みでは、レーシングカーに採用されている最新の技術と、それらがどのように市販車に反映されているかを学ぶことができた。特に、開発責任者やレーシングドライバー、レーシングチームの監督の話を聴き、レースという厳しい競争の世界だからこそ、より厳しい条件にも耐えられ、なおかつ軽量な部品の開発が進められていることが分かった。また、それらの部品は市販車にも応用され、車体の安定性や旋回性能の向上、空力性能向上による排熱効率の向上などに貢献していることが分かった。実際に開発に携わっている人の話を聴いたり、最新の部品に触れたりすることで、自動車やレーシングカーの開発や設計について身近に感じることができた。