大学概要【2017年度実施分】次世代リーダー育成及びアクティブラーニングの推進
附属高等学校
英語教育における多読学習の場、SSH、SGH及び放課後のサロン的学習の場及びアクティブラーニング型授業の実践の場として、生徒が、主体的に学習活動に取り組むことができる学習ルームの環境整備、運用を行う。また、外部講師等による課外授業及び講演の会場としても活用する。
これらの活動を通して、生徒の主体性、発信力、コミュニケーション能力を涵養し、次世代リーダーとなるための資質を育成する。
ACTIVITY
台中市私立衛道高級中學との生徒間交流(4/27更新)
2017/04/27
4月11日、台湾の台中市私立衛道高級中學の生徒32名とスーパーサイエンスクラス1、2年生との生徒間交流が行われました。この交流プログラムは、愛知県観光協会が台湾の高校に対して積極的に誘致を行っている「訪日台湾教育旅行」のプログラムで、昨年12月に交流した国立内壢高級中學とともに、ここ数年本校で受け入れています。
大会議室での歓迎セレモニーの後、3号館2階学習ルームに移動し、事前に設定した文化や教育に関する以下に示す8つのテーマに分かれ討論会を行いました。スーパーサイエンスクラス2年生と衛道高級中學の生徒をそれぞれ8つの班に分け合同チームを作り、英語による議論が展開されました。そこでは,日台合同のアクティブラーニングが繰り広げられました。
最後に各班の代表者(スーパーサイエンスクラス1名、衛道高級中学1名)が討論の内容を発表し,ぎこちないながらも協同で一つの結論を得るという貴重な体験をしました。
◆テーマ
①The difference in pop idols between Taiwan and Japan
②A difference of school life between Japan and Taiwan
③Difference of dietary culture between Japan and Taiwan
④Share our country’s entertainers’ information
⑤The difference of the education system
⑥Which life style is better, activities in the morningor at night?
⑦The distinction tourist spots between Japan and Taiwan
⑧Differences of music culture between Taiwan and Japan
第1回土曜サロン(5/1更新)
2017/05/01
4月22日に第1回土曜サロンが3号館2階の学習ルームで行われました。この土曜サロンは、SSH事業の一環として行われ今年度で12年目となります。ここでは、学問分野の壁?教師と生徒の壁?現実と理論の壁?実験と調査の壁を越えた学習「サロン的学習」が展開されています。講師である名古屋大学名誉教授の四方義啓先生と参加生徒との対話を通して、日常生活や自然現象がいかに数学的であるかを自分で考えるアクティブラーニング型の授業が進められています。また、年間数回は本校の教員とのコラボレーションで学問分野の壁を超越した授業が行われます。
今回のテーマは、「身近な例から考えを広げよう~赤潮?青潮と言語の不思議~」。
まず、英語教諭の伊藤高司先生による、「人は何時、どうやって言葉を習得したか」という問題提起から始まりました。早速、グループ毎に話し合いをして、「大人が言っている言葉を真似して習得した」という意見が大勢を占めた後で、伊藤先生から、「身の回りのものの一つ一つすべてを大人から伝えられたのか?」と鋭く質問され、参加者が一応に疑問を持ったところで、「みんなが最初に発した言葉は何だったのか家庭で保護者に聞いてほしい」と投げかけ、次回以降の土曜サロンで統計的に調べようと締めくくりました。
2番手は、新任の三浦真実先生です。専門は地学分野ですとの自己紹介の後で、「赤潮と青潮」という現象について、どんな現象か、発生する原因を知ってますかという質問から始まりました。再度グループによる話し合いが行われ、赤潮は大体の参加者になじみのある言葉で答えが返ってきましたが、青潮はなじみがなく、なかなか答えが返ってきませんでした。そこで、それぞれの現象の写真と発生する原因と考えられる事柄(青潮についてはまだ研究途中で正解は分かっていない)について画面で説明がありました。そして、これらの現象は実は35億年の地球の歴史と深く結びついていることの説明がありました。
最後は、鈴木副校長から過去に行った土曜サロンの内容のさわり(縄文時代に作られた土版に記された数字に隠された意味や2×3の計算が日本と英語圏では意味が違う等)の説明があり、人を騙す方法について、外国人が行った釣銭詐欺や昔からの定番のクイズを出してグループ毎の話し合いをして、参加者から解答の説明をしてもらったりしました。最後に、人間の感覚で視覚は騙されやすいので注意することと色んな情報を鵜呑みにすることなく、色々な意見を総合した上で自分で判断することが必要だと締めくくりました。
このように、生徒ばかりでなく、保護者の方や卒業生の大学生?大学院生からも活発な意見が飛び交い、有意義なサロン的学習が繰り広げられました。
古典におけるアクティブラーニングの視点からの授業展開(5/2更新)
2017/05/02
『徒然草』「悲田院の堯蓮上人は」の要約を4コマ漫画(プレゼンテーションスライド)で表現する活動を実施しました。当該授業までに本文についての読解、文法事項等の学習は済ませており、当該授業は単元の最終時間と位置づけられます。
文字であれば細部まで表現できますが、図の場合は表現できることは限られます。したがって、表面的な理解、分かったつもりではなく、深い理解が必要となります。生徒たちは作者兼好法師の意図を慮り、表現すべき本質を考えながら作業にあたりました。
各自が持ち寄った原案をディスカッションによりグループで共有し、グループとしての要約(4コマ漫画)を作製するという協働作業を行いました。
授業中、グループ内で傍観者になる生徒はなく、どの生徒も積極的に作業に関わることができました。授業の最後にプレゼンテーションを行い、作製にあたっての留意点についてフィードバックを行いました。
第2回土曜サロン(5/24更新)
2017/05/24
5月13日に第2回土曜サロンが3号館2階の学習ルームで行われました。一学期中間試験直前にもかかわらず、スーパーサイエンスクラス1年生を中心に35名の生徒が参加し、中学生、本校OBや保護者を交えてのサロン的学習が展開されました。今回のテーマは、「円周率πを近似しよう」。まず、数学科教員の長木先生からパワーポイントを使って、古代から知られている円周率の近似法が紹介されました。その方法のうち、「モンテカルロ法」「ビュフォンの針」についての実験を行いました。ビーズ?爪楊枝を投げ、所定の位置にあるビーズや爪楊枝の数をカウントし、このデータをエクセルを用いて数値解析を行い実際にπの近似値を計測しました。生徒は、この実験で得られた値が3.14に近いことに驚き、その反面、サンプル数が多くなければより精巧な近似値が得られないことを実感しました。
ひと通りの講義?実験が終わった後、名古屋大学名誉教授の四方義啓先生から、円周率について数学史の話を絡めて説明がありました。その途中で「古代では無理数は悪魔であった」「素数は暗号として有用性がある」と話を切り出し、「何故だろう?」と問いかけました。グループ内でいろいろと意見を出し合い、四方先生の種明かしを聞きながら参加者は数学の不思議な世界にどっぷりと浸かりました。最後に、「円周率の近似の方法が実験から数式(級数)の形に変化した。より正確に近似しようとするとどちらの方がよいか」と生徒に投げかけて、古代から現代へと数学が変遷した流れを示すことで、「授業で習う数学をしっかりと理解することで世界が広がる」と締めくくりました。
第1回次世代リーダー育成講座(6/5更新)
2017/06/05
5月25日に第1回次世代リーダー育成講座が3号館2階の学習ルームで行われました。
Man to Man株式会社グローバルマーケット開発部のキルギス共和国出身のブタバエフ?レナトさんを講師としてお招きしました。自己紹介、キルギス共和国に関する話は英語で、日本にいる留学生支援に関する話は日本語で行いました。また,生徒からの質問に対して,以下のように説明されました。
多くの留学生は日本での就職を希望しているが,大学での就職支援は留学生に特化したものではなく,希望の職種を見つけることが難しいという現状があるとのことでした。また,企業においても留学生を積極的に雇用する希望があっても,それらを結ぶ仕組みが確立しておらず雇用が進まないとのことでした。
現在,人手不足の問題を抱えている介護や看護などの専門的な職種においても,技術的なことよりも言葉の問題で資格が取れないなど様々な問題を抱えているとのことでした。
Man to Man株式会社では,このような問題を解消するために,留学生と企業を結ぶインターンシップを企画したり,日本語教育の支援を行っているという説明がありました。
最後に,異文化理解や多文化共生,地域雇用という観点で,次世代を担うグローバルリーダーの役割や責任とは何かと問いかけ,目の前の人間に真摯に向き合い続けることができる人間こそがリーダーであるというメッセージで締めくくりました。
国際化が加速する中、時代と共にグローバルリーダーとして求められる能力も変化しており、大きなビジョンをもって人間力を培い、次世代を担うグローバル人材として素晴らしい社会人となるきっかけを得た講座でした。
留学生交流会I(6/7更新)
2017/06/07
平成29年6月1日に附属高校の総合学科2年生社会探究系列の生徒が、留学生交流会を持ちました。今回は、国際化推進センターのご協力により、インドネシアとベトナムからの留学生2名をお招きしました。
内容は、自国の文化を紹介するプレゼンテーション、浴衣の着付け体験、そして、それぞれについてディスカッションを実施しました。
プレゼンテーションでは、日本の四季に合わせて4つのグループに分かれ、それぞれの季節に代表する行事(春:入学式、夏:七夕、秋:名古屋祭り、冬:初詣)について探究した事項を発表しました。
浴衣の着付け体験では、生徒たちは事前に着付けを学び、留学生に着ていただきました。手つきはまだ慣れたものではありませんでしたが、留学生の方々には喜んでいただけました。
留学生の方々には、自国の文化について書籍等では分からないローカル色が豊かなお話もしていただきました。
今回の交流会は、異国の文化に興味を持つきっかけになったばかりでなく、自国の文化について改めて考えるよい機会になりました。また、留学は単に学問を修めるだけではなく、異文化を知り、自国文化を再認識し、世界の多様性について理解を深めるという意義もあることが分かりました。
第2回次世代リーダー育成講座(6/21更新)
2017/06/21
平成29年6月15日に次世代リーダー育成講座を実施しました。今回は株式会社ウィルゲートから渡辺麻由氏をお招きして、「リーダーは、いかにして向き合い、巻き込み、導くのか!」というテーマで約1時間のご講演をいただきました。渡辺氏は平成26年度から愛知県立旭丘高等学校のSGH活動で重要な役割を担っておられ、附属高校のSGH活動にも昨年度からご協力をいただいております。
ご講演では、リーダーに必要な素養や態度について、レクチャーとディスカッションを織り交ぜながら説明していただきました。リーダーに必要な能力として、問題発見能力と問題解決能力を取り上げ、それらをグループの先頭に立って発揮していくタイプとメンバーの意見を聞きながら、時にはメンバーからアドバイスを受けながら発揮していくタイプなど、リーダーにはさまざまのタイプがあること、また、問題分析の考え方や表し方について、具体例を挙げて説明していただきました。生徒たちは「WILL/CAN/MUST」、「PDCAサイクル」、「SMARTの法則」、「マインドマップ」、「ペイオフマトリクス」、「KPT」など初めて聞く言葉も多く、目を輝かせて聞き入っていました。講演の最後にリーダーとしての実践として「名城高校の文化祭の来場者を増やしたい!」というミッションのグループワークを行いました。生徒たちは現状分析をし、解決策の提案まで積極的にディスカッションに取り組んでいました。渡辺氏からは「現状には現状がそうである理由が必ずあります。リーダーはそれを理解して、実現可能な改善策へ導くことが大切です。」と教えていただきました。
教員研修「トランジションを見据えたアクティブラーニングの視点からの授業改革」(7/5更新)
2017/07/05
平成29年6月29日に「次世代リーダー育成及びアクティブラーニングの推進」の一環として、京都大学より溝上慎一教授をお招きして教員研修を実施しました。今回は来年3月に告示される次期学習指導要領に向けて「トランジションを見据えた高校教育の在り方」と「アクティブラーニングの視点からの授業改善」の2点を中心に講演をしていただきました。溝上教授は、アクティブラーニングについての我が国の第一人者として、京都大学で高等教育研究開発推進センター教育アセスメント室長及び大学院教育学研究科教授として教鞭を執られる傍ら、学校法人桐蔭学園教育顧問としてご活躍されています。
まず、「トランジションを見据えた高校教育の在り方」について、約45,000名の学生の追跡調査を元に次のように説明をされました。
「中学、高校、大学の各段階で〈キャリア意識〉を高める授業を行うことが肝要である。中学で学んだこと、高校で学んだこと、大学で学んだことを次の学校や社会の仕事でどのように生かせるのか、科目ではなく実社会とどのように関わっているのかなどを意識させる授業が必要とされている。〈キャリア意識〉の高い学生はメモを細かくとるなど授業の受け方も違う。〈キャリア意識〉の低い学生はただそこにいるだけという学習意欲が低い授業態度である。」
このことは、学習指導要領の〈生きる力〉やまもなく始まる新しい大学入試とも関係しており、ただちに我々が取り組んでいかなければならない課題だと感じました。
次に、「アクティブラーニングの視点からの授業改善」では、これからの社会で必要とされる力は〈可視化できる力〉であるとし、「どんなに頭が良くても、大人しい人は損をする。アクティブラーニングとは結局は、外化(表現)である。だからこそ、授業中に5分でも、アウトプットの時間を作ってほしい。何でもたくさん表現できるような人は、知識?ネットワークができる。ペアワークをやってみると、自分の頭の中に実はあったけれど、というような新しい発見がある。」と説明され、参加者も体験的にペアワークを行い、実践的に学ぶことができました。
また、アクティブラーニング型授業作りの基礎として、① 雰囲気作り、② グループワークの意義の理解、③ 時間感覚の意識、④ 個人-協働-個人の学習サイクルの4つの留意点を教えていただきました。
事前学習の資料から考えると、理論的なお話が多くなるのではと予想していましたが、実践的な内容に加え,ペアワークもあり、溝上教授の和やかな語りも相俟って、実に取り組みやすい研修会となりました。終了後も多くの教員が質問に訪れ、予定時間を超えてしまうほど盛況で、未来につながる高校教育のあり方について、教員一同が考える良い機会となりました。
第3回次世代リーダー育成講座(11/13更新)
2017/11/13
11月6日に次世代リーダー育成講座を3号館2階の学習ルームで行いました。大阪大学大学院生で、本校の卒業生でもある今井藍子さんを講師としてお招きしました。
講演の内容は大学の研究(素粒子の研究)について、大学および大学院での学生生活について、高校時代の様子についての3点でした。
大学、大学院での研究テーマである素粒子やニュートリノに関する説明では、生徒はとても興味深そうに聞き入っていました。今井氏の専攻は物理学の理論とのことでしたが、高校生でも理解できるようかみ砕いて説明をしただけでなく、実験の話や写真などを用いてイメージしやすいよう講演をしていただけました。
大学生の生活では研究室の様子や友人に関しての話が中心で、大学生活がイメージがし易かったようで、終了後も大学や大学院での生活に関する質問が多く出ました。また、研究は一人でやるのでなく、周りの人と議論しながら進めることでお互いの理解が進んだり、新しい発想が生まれるなど、研究する上で大切なことを教えてくれました。さらに、国から大学に支給される科研費の大半は、旧帝大を中心に国公立大学であるため、より高いレベルの大学を目指すと良い環境で研究できるとアドバイスをくれました。
高校時代の話では先輩からのメッセージとして、今井氏の高校時代をどのように過ごし、どのように学習に取り組んだのかなどを勉強の仕方も含め、とても具体的に話していただきました。
生徒と年齢の近い講師であったこともあり、生徒にとっては普段聞けないような生の声を聞くことができ、学習に関するモチベーションが高くなる講座でした。
次世代リーダー育成講座(12/13更新)
2017/12/13
平成29年12月7日に次世代リーダー育成講座を実施しました。今回は名古屋市住宅都市局リニア関連都心開発部長の横地玉和氏と名古屋市リニア関連?名駅周辺開発推進課の日比野謙氏をお招きして、「リニア中央新幹線の開業を見据えた名古屋のまちづくり」というテーマで約1時間の講義をしていただきました。横地氏と渡辺氏は、主にリニア中央新幹線開業後の名古屋駅周辺の再開発事業を担当しておられますが、栄地区、金山地区、名古屋港地区の再開発についてもとても造詣が深くいらっしゃいます。
講義では、名古屋のまちづくりについて縄文?弥生時代から現代に至る各時代の様子をクイズ織り交ぜながら楽しく解説して頂きました。江戸時代の熱田(宮宿)の旅籠数は東海道随一であったことや現代の名古屋港の貨物取扱量は2位に大差をつけての1位であることや、名古屋駅の1日の乗降客数は東京駅に匹敵していることなどをお教え頂き、生徒たちは感心していました。そして、現代の名古屋の中心地域の碁盤の目状の道路は江戸時代のまちづくりをそのままを引き継いだものである。また、久屋大通と若宮大通の二つの100メートール道路は名古屋空襲を教訓にした防火対策で作られたものであるが、現代ではこの大通がまちを分断してしまい開発の妨げになっていることなどを知り、将来を見通したまちづくりを行った名古屋の先人たちの素晴らしさとまちづくりの難しさを知りました。
現代のまちづくりについて、リニア中央新幹線開業後の名古屋駅からの2時間圏人口は品川駅をしのぎ、例えば、地価が名古屋の約8分の1、東京の20分の1の長野県の南信州(飯田市にに駅建設を計画中)に住居を構え、家族の一人は25分かけて名古屋に通勤し、また一人は45分かけて東京へ出勤することも可能になるということ伺い、驚きを禁じ得ませんでした。さらに現在10路線が交錯する名古屋駅の交通網の整備や日本最古の地下街を含む地下通路の利便性の向上など10年後の名古屋駅が目指す構想のお話を伺いました。終了後も下校時間になるまで多くの生徒が居残り、横地氏と渡辺氏に質問をしておりました。
科目「政治?経済」におけるアクティブ?ラーニング型授業実践 (3/12更新)
2018/03/12
平成30年3月7日に MS-26推進支援事業で整備された学習ルームにおける鹿末教諭による実践報告です。本時は「国境を越えたグローバル移動は、戦争の要因か?平和の要因か?」というテーマについて、政治?経済のみならず、世界史や日本史の資料も持ち寄ってグループで調査、討議したことを発表する時間です。
生徒たちからは単に「平和の要因になる」、「戦争の要因になる」という考えを述べるにとどまらず、「国のリーダーの姿勢によりどちらの要因にもなり得る。」「EUの歴史(=覇権争いから共生へ)からグローバル化しないと戦争が起こる。」「グローバル化したインターネットなどの情報インフラを利用して自分の考えを発信、すなわち政治に参加すべき。」「グローバル移動の質を変えたと言える二度の世界大戦は、現在のグローバル化に必要であった。」など多面的で深く思索された発表がありました。
鹿末教諭が今回の授業で重点をおいたことは、自分の意見を外化し、他者の意見を内化することを通して異なる価値観を受容し一つまとめていくというプロセス、まさにグローバル化を体験することです。生徒の発表から生徒グループ討議に意欲的に取り組み、鹿末教諭の狙いが十分に達成されたことが分かる授業でした。