大学概要 【2017年度実施分】地域企業と連携(魅力施設の構想?提案)
理工学部建築学科
No.18
実施責任者生田 京子
本プログラムは地域的組織とともに新しい価値を持った魅力的な施設を構想するもので、状況に応じて調査研究やワークショップ、提案の製作などを実施する。2017年度は愛知県新城市門谷において、構想?提案を行う。「新城市門谷のこども塾」は、複数の団体が集まり、こどもが自然に触れ合う経験をする場所として、旧黒谷家住宅とそれを取り巻く自然環境を活用して運営されてきた。対象地は鳳来寺参道の街並みを形成する重要なエリアでもあり、宮大工の技術指導を受けながら、学生ワークショップ形式による空間構成を継続的に行っていく。
関連リンク
空間展示のお披露目(12/7更新)
2017/12/07
11/23の秋のもみじまつりに合わせ、地域のこども達に向けて、空間展示のお披露目を行いました。子どもの、発想や行動を引き出すことを目指したロープの作品です。
当日は、多くの子ども達で賑わいました。子ども達は、高いところを目指して、ロープを登って行ったり、ハンモックのように寝そべってのんびりしたり、自分達の思い思いの形にロープを組み替えたりして、楽しんでいました。ロープは、骨格を形成する大ロープと、自由に組み替えが可能な小ロープで構成されており、小ロープは、子ども達の発想に合わせて、ブロックのように、自由につけかえることが可能になっています。子ども達は、自分で組み替えて作り上げたところで、佇んで本を読んだりするなど、自由な活動を展開していました。
学生たちは、自分達の想定してきた子どもの関わり方を、ある程度実現できて満足感を得るとともに、途中経過から最終日に至る苦労や反省なども含めて、大変勉強になりました。
- 子ども達が、思い思いの場所で関わり、楽しむ。中にはハンモックがわりにして本を読む子も。
- 頂点を目指して登っていく少年。
- 学生達が、早朝から準備をしている様子。
- 森に広がった、空間展示の全景。
- 今回のワークショップのフライヤー。
- 学生とともに楽しむ子どもたち。
ACTIVITY
愛知県新城市門谷のこども塾 空間の提案 定例会議(7/12更新)
2017/07/12
旧黒谷家住宅は、新城市門谷地区の街並みを形成する重要な建物でもあり、それを「こども塾」として活用している。本年は、3月より毎月関連団体が集まる定例会議に参加して、実現にむけて教育家?宮大工など多様な関係者とのやりとりを行っている。関係団体の定例会議にて、それぞれが具体的な提案を持ち合い議論した。名城大学生田研究室が街並みに隣接する森の中に、秋のもみじまつりに向けて、親子や観光客を対象に空間体験展示(ワークショップ形式)を行うことが決定した。
- 旧黒谷住宅と街並み
- 旧黒谷住宅にて、第一回定例会を行う。こども塾主催者の中島氏を含め名城大学生田研究室?豊橋技科大学?名古屋工業大学学生とともに、それぞれの持ち合ったアイデアを出しあい議論した。
こども塾「がらがらどんの森でアート体験」の企画と検討(8/24更新)
2017/08/24
秋のもみじまつりに向けて、親子を対象に空間体験展示(ワークショップ形式)を行うための、検討が進んでいる。途中、森におが屑をまく案なども検討された。様々な案の中から、カラフルなロープで空間を作る案に決定。ロープをつないでいくという単純な仕組みで、子どもが自由に空間づくりができるようなアイデアである。子ども塾の先生に確認していただきながら、モックアップにて事前の検討が続いている。
- 現地の森の木にロープをかけて、強度を確かめる。
- ロープの組み合わせでどのような形態が取れるかを、検討している。
こども達にモックアップを試してもらい、改善を重ねる(9/27更新)
2017/09/27
前回より更に、模型と実物を行ったり来たりの試行錯誤と検討が進んでいます。
先日は「新城市門谷のこども塾」に来訪していた子ども達に、現地でのモックアップを体験してもらい、意見をいただきました。年齢によって、ロープへの関わり方、触れる高さが違うなど年齢に応じた発達段階と関わりが明解になってきました。こども達が群になると、単に登るだけではなく、その網を潜りながらの鬼ごっこなど、様々な遊びに変化していくのを目の当たりにしました。こども塾の先生や参加されたお母さん達からも、次から次へと指摘や説明、アイデアが出されました。学生達は、単にアートではない、遊具のような装置としての面白さと実作を作る難しさを感じつつ、一歩一歩勉強しています。11/23の秋のもみじまつりに向けて、最終段階の検討が続いています。
- 更なるスタディ模型。大分最終形状に近づいてきている。
- 小学校高学年は、一気に頂点を目指して登っていく。
昨年の活動「月灯りの移動劇場」がグッドデザイン賞に(10/17更新)
2017/10/17
昨年度のMS-26の活動で取り組んだ、「月灯りの移動劇場」がグッドデザイン賞を受賞しました。
本プロジェクトは、誰もが敷居なく芸術に触れて楽しめる舞台作品を届けるための、オリジナルの移動劇場です。日本全国の農村部,医療施設,小学校など劇場がない場所に出かけていき、例えば校庭に設置するなどで、全国巡回公演を実現するものです。構造体はFRPパイプとスチールジョイントからなっており、5人のダンサーだけで現地で組み立て可能です。自転車の車輪と中軸のような構造(ホイール+スポーク構造)のユニットが3つ集合することで、劇場の舞台と膜が形成されています。各部材は全て解体?取り外し可能で、ワイヤーをウィンチで巻き上げることで組み上がります。日常の暮らしに非日常を持ち込む簡易な仕組みが高く評価されました。
受賞サイトリンク:
http://www.g-mark.org/award/describe/45768
空間展示のお披露目(12/7更新)
2017/12/07
11/23の秋のもみじまつりに合わせ、地域のこども達に向けて、空間展示のお披露目を行いました。子どもの、発想や行動を引き出すことを目指したロープの作品です。
当日は、多くの子ども達で賑わいました。子ども達は、高いところを目指して、ロープを登って行ったり、ハンモックのように寝そべってのんびりしたり、自分達の思い思いの形にロープを組み替えたりして、楽しんでいました。ロープは、骨格を形成する大ロープと、自由に組み替えが可能な小ロープで構成されており、小ロープは、子ども達の発想に合わせて、ブロックのように、自由につけかえることが可能になっています。子ども達は、自分で組み替えて作り上げたところで、佇んで本を読んだりするなど、自由な活動を展開していました。
学生たちは、自分達の想定してきた子どもの関わり方を、ある程度実現できて満足感を得るとともに、途中経過から最終日に至る苦労や反省なども含めて、大変勉強になりました。
- 子ども達が、思い思いの場所で関わり、楽しむ。中にはハンモックがわりにして本を読む子も。
- 頂点を目指して登っていく少年。
- 学生達が、早朝から準備をしている様子。
- 森に広がった、空間展示の全景。
- 今回のワークショップのフライヤー。
- 学生とともに楽しむ子どもたち。