トップページ/娱乐老虎机_mg老虎机-【唯一授权牌照】 経営学部の山岡ゼミがコメダの新業態「ジェリコ堂」のコミュニケーション戦略を伴走
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伊藤弥生執行役員による説明と質疑応答
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店舗で語らう学生たち
経営学部の山岡隆志教授ゼミナールでは、株式会社コメダの新業態「ジェリコ堂」で実際に実行されるコミュニケーション施策を学生が企画?実施する伴走型プロジェクトが行われました。
コメダ珈琲店は、アイスコーヒーに自家製コーヒージェリーとホイップを組み合わせた人気商品「ジェリコ」を2014年から販売しています。そして2025年4月には、「ジェリコ」に特化した新業態店舗「ジェリコ堂」の国内1号店を、名古屋?栄の「オアシス21」にオープンしました。
山岡ゼミでは、4月から6月にかけて産学連携プロジェクトとして「ジェリコ堂」のコミュニケーション戦略を立案。新業態の開業初期から伴走することで見えてくる課題に対して、学生たちにはマーケティングプロセスに沿った分析と、自由な発想による柔軟な提案が期待されました。これまでに学んだマーケティングやコミュニケーションの理論を実務に応用し、企画の立案から実行までを担う実践的なプロジェクトです。提案の相手は、実際の業態を統括する株式会社コメダコマースの代表取締役社長と、株式会社コメダのマーケティング本部長であり、企画は実行を前提としたものです。
活動は、4月2日に開催された関係者向けレセプションへの参加からスタート。学生たちは実際に「ジェリコ堂」の商品を体験し、現場の雰囲気やブランドの世界観を肌で感じながら調査を開始しました。
レセプションでは、株式会社コメダ マーケティング本部長の伊藤弥生執行役員から、ジェリコ堂の開発背景やマーケティング方針について説明があり、学生たちは積極的に質問を行いました。
その後、学生たちは自主的に現地調査を重ね、店舗観察やヒアリングを通してマーケティング?リサーチを実施。ブランドの強みや課題、ターゲット顧客とそのニーズを明確化していきました。
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カスタマイズしたドリンクを楽しむ学生たち
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実践的なマーケティング?プロセスを段階的に学ぶ

第1段階では、学生一人ひとりが短期施策および中長期施策を企画し、個人課題として提出。その後、コメダのマーケティング責任者によって内容が審査され、実行可能性が高いと評価された4名には、具体的かつ実践的なフィードバックが提供されました。それ以外の学生には、実務で通用させるには足りない点の指摘がありました。
第2段階では、ゼミ生全員が再度企画を提出し、全員にフィードバックが提供されました。前回よりも実行可能性や戦略性の高い提案が増え、学生たちはさらにブラッシュアップを重ねて最終提出へと進みました。
書類審査および最終審査では、以下の5つの評価軸が設定されました。
目的適合性:課題設定?ニーズ把握?ブランド理解
論理性:現状分析と戦略の一貫性
実行可能性:現実的な提案か
革新性:新規性?独創性があるか
効果妥当性:効果測定の方法が適切か
この評価に基づいて、短期施策の上位6名と中長期施策の上位4名が選出され、6月26日に報告会を開催。プレゼンテーションは当日の発表内容のみによって審査され、書類審査とは異なる結果になるケースもありました。
本プロジェクトは、コメダのマーケティング責任者から毎回フィードバックを受けられるという貴重な機会が用意され、それをどう活かすかは学生一人ひとりに委ねられていました。毎回のフィードバックをもとに改善を重ねた学生もいれば、そうでない学生もいました。山岡ゼミでは、自由度と裁量を重視した学習スタイルを採用しており、どこまで挑戦するかは学生自身の意志に委ねられています。
学生の提案から生まれる未来の一手
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総合1位を獲得した春日井さん
報告会には、株式会社コメダコマースの北川直樹代表取締役社長、ジェリコ堂 栄オアシス21店の髙山尚人店長、株式会社コメダの伊藤弥生執行役員らが参加し、学生たちの発表に対して評価を行いました。短期施策部門では上位4名、中長期施策部門では上位3名、さらに総合1位および2位が選出され、賞状と記念品が授与されました。
伊藤執行役員は「お店に足を運び、想像力を働かせながら何度も企画をブラッシュアップした努力が伝わってきた」とコメント。北川代表取締役社長は「提案の中から実際に活用できるアイデアを選び、今後の発展に役立てていきたい」と述べました。
総合1位に輝いたのは春日井琉楓さん(経営学部3年)。「昼間に忙しく働いたり勉強している人に、夜の癒しを提供したい」との思いから、夜限定イベント「月夜のジェリコ堂」を企画。来店動機とリピーターの獲得を狙いました。
山岡教授は「マーケティングのプロに対して提案を行い、直接評価を受ける機会は非常に貴重。最初から完成形の企画を企業に提示することも可能でしたが、今回は細かくステップを分け、段階的に学びを進めることができるプロセスをとりました。ひとつひとつ丁寧に積み重ねることで、当初は想像もできなかったほど質の高い企画が生まれるという実感を、学生たちに得てほしかった。この経験を糧にさらなる飛躍を遂げてほしい」と語り、プロジェクトを締めくくりました。
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短期施策入賞者の皆さん
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山岡ゼミの学生と株式会社コメダ、株式会社コメダコマースの関係者。全員に参加賞をいただきました