学部?大学院/娱乐老虎机_mg老虎机-【唯一授权牌照】 総合学術研究科 修了生による近況レポート(1)

第1回 岸博之氏(2014年博士後期課程修了)

岸氏が設計した医療施設「一般財団法人ききょうの丘健診プラザ」。総合学術研究科で研究したAHP(階層分析法)による医療従事者の動線解析を設計に取入れている。  岸氏が設計した医療施設「一般財団法人ききょうの丘健診プラザ」。総合学術研究科で研究したAHP(階層分析法)による医療従事者の動線解析を設計に取入れている。 

はじめまして。本学卒業生の岸博之です。年齢は65歳。現在、産学連携研究などで本学に関わっていますので、学部生の時代から換算しますと、これまでの人生の約三分の一は、本学にご縁をいただいているということになります。学部生の時代は、卒業に5年を要しましたが、理工学部建築学科で学び、50歳になるまで、建築家として仕事をしてきました。ところが、50歳に転機が訪れます。それは一本のメールから始まりました。長年、疑問を抱いていた‘住み心地とは何か?’の正体を知りたくて、本学の卒業生という身勝手な理由から、当時まったく面識のない先生(伊藤康児先生)に、ご迷惑顧みず気軽にメールさせていただいたのです。建築学科の先生にお尋ねするという選択肢もあったのですが、異なる分野である心理学の先生なら、どのように答えてくださるのかという興味もあって行動したわけですが、予想に反し、伊藤先生からは、「それは建築学の分野ではありませんか?」という、ある意味冷たいご返事だったと記憶しています。そのやり取りこそが、私の研究人生の始まりとなったわけで、今では人生に欠かせない恩人となった伊藤康児先生には、只々感謝あるのみです。(勿論、研究科でご指導いただいた先生方への感謝も忘れてはいません。)当時50歳ということもあり、備忘録には、『50’old challenge』と記して、第2の人生を歩み始めたのです。そして今では、‘私が研究者?科学者?’なんて、学部生だった頃には想像もできなかった人生となっています。随分本題から外れましたが、近況を申し上げますと、現在、医療関連、建材商社、製造業、商業施設建設会社、計4社の新規事業に関するコンサルティング業務のほか、名城大学都市情報学部での非常勤講師、他大学ではありますが特任研究員を務めながら、名城大学産学連携によるAI研究開発プロジェクトにも参加しています。さらに、ご紹介した会社以外にも、新規事業のコンソーシアムも始まろうとしています。残念ながら守秘義務契約もあり、具体的な内容をお伝えできませんが、ふり返れば、総合学術研究科でのヒューマンファクター研究や、心理学で培った統計解析、データサイエンス研究が、自身のパワートレイン(回転を生出す力)となっていることは事実です。最後に、総合学術研究科を終了して授与される学位も、何かをやり遂げる心の支えとなっていることをお知らせして、レポートを終了します。

岸博之 博士(学術)

(有)ヒロデザインラボ代表取締役
名城大学都市情報学部非常勤講師?名城大学総合研究所共同研究員
愛知学院大学ビジネス科学研究所特任研究員

2014年名城大学大学院総合学術研究科博士後期課程修了

(2023年10月2日)

  • オフィス兼研究室にて オフィス兼研究室にて
  • 鉄骨加工工場にて鉄骨溶接部超音波検査チェック風景 鉄骨加工工場にて鉄骨溶接部超音波検査チェック風景

◆「修了生からの近況レポート」では、総合学術研究科の修了生から近況報告と研究科の魅力を語っていただきます。

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