トップページ/受賞 理工学研究科の湯貫敬さんが土木学会全国大会で優秀講演者
受賞者 |
湯貫 敬さん(理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻修士課程2年、小髙猛司教授研究室) |
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受賞名 |
土木学会全国大会 第77回年次学術講演会 優秀講演者 |
受賞日 |
2022年10月14日 |
受賞テーマ |
粗粒分が卓越した河川堤防礫質土の力学特性の評価 |
河川堤防は現地の地盤材料で築堤されていることが多く、特に山間河川では比較的大きな粒径の土で構成されている礫質土の堤防が多く存在しています。礫質土の正確な力学特性を取得するためには、大きな寸法の供試体を用いる特殊な試験装置が必要なために、実務では土質試験を実施せずに地盤調査の結果だけから強度を推定する手法が用いられていますが、被災履歴のない礫質土堤防でも脆弱(ぜいじゃく)と判定されてしまうことが多いのが大きな課題でした。湯貫さんは礫質土の中でも特に粗粒分が卓越した堤体材料を対象として、実務でも実施可能な寸法の供試体の室内試験によって、現地の礫質堤防土のせん断強度の評価法を提案したものです。発表では、新たに提案した試験手法によって、礫質土の高いせん断強度が適正に評価できることを示したことが高く評価されました。湯貫さんの受賞は、7月の地盤工学会での発表に続いて2回目です。 |