在学生?教職員/娱乐老虎机_mg老虎机-【唯一授权牌照】 「社会を創造する次世代の情報エンジニア」をテーマに「朝日教育会議」を開催
筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長の落合陽一氏が基調講演
「社会を創造する次世代の情報エンジニア」をテーマに、本学は朝日新聞社との共催で10月1日、「朝日教育会議フォーラム2022」を開催しました。天白キャンパスの名城ホールで約230人が聴講したほか、ライブ配信で約700人が視聴し、これからのデータサイエンスやAI、情報エンジニアの将来像などについて理解を深めました。
中部地区の大学では初の開催
- あいさつする小原学長
「教育の力で未来を切り拓く」をテーマに掲げる「朝日教育会議」は、人材の輩出を担う大学が社会課題の解決に向けた提言を社会に発信しようと、朝日新聞社と賛同する大学との共催で2018年から始まりました。5年目となる2022年は、9月から12月にかけて本学を含めて8大学が共催して連続フォーラムを開催します。
本学は2022年度から情報工学部を新設し、全学生を対象にした新科目「データサイエンス?AI入門」を設置して全学にわたるデータサイエンス教育をスタートしており、未来を創造する力を育てる本学の新たな取り組みと世界で活躍するデータサイエンスの第一人者の活動から次世代の情報エンジニアについて考察しようと、本フォーラムを企画しました。
初めに、小原章裕学長があいさつし「これから講演者が語られる内容を十分に聞かせていただき、私たち全員で近い将来の未来がどう変革するかを考えてみたい」と聴講者に呼びかけました。
「無駄や矛盾に向き合うことがコンピューターサイエンスの原動力」
第1部として、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長の落合陽一氏が登壇し「計算機と自然、持続可能性と多様性を揺籃するデジタルネイチャー」と題して基調講演しました。
落合氏は「机の上の物がどんどんなくなっていき、世の中のほぼすべての物がアプリになった」「スマホの数は14億台と1年間で生み出される人の数よりも多い」などとデジタルを取り巻くこの10年の変化や現状を紹介。
そのうえで「課題や問題を見つけることがまず重要で、いくつもの違ったアプローチを試みることで見つかる」「一見して無駄なこと、矛盾することに向き合うことがコンピューターサイエンスの原動力になる」などと強調しました。
続く第2部では、本学情報工学部の佐川雄二学部長が数理?データサイエンス?AI教育と情報工学部について紹介。「データサイエンス?AI入門」の特徴として「文系理系を問わず全学共通のコンテンツ」「全学部の教員が参加している」の2点を挙げました。
情報エンジニアに求められる資質についてパネルディスカッション
第3部は落合氏と佐川学部長、株式会社シナモンの執行役員で大企業とベンチャーの連携やオープンイノベーションの促進に取り組む山村萌氏の3氏によるパネルディスカッションで、朝日新聞社会部の伊木緑記者がコーディネーターを務めました。3氏はデータサイエンスやAIを活用した近未来の社会、情報エンジニアに求められる資質などについて活発に議論し、「便利なツールがいっぱいできて、それを使ってしまう。情報エンジニアになる人はそこで思考停止してはだめ」「問題が複雑化しており、課題解決のためにはエンジニアとその問題の当事者とがお互いに歩み寄ることが必要」「多様なバックグランドがイノベーションの源泉になる」などの意見が出されました。