篠田侑希さん（理工学研究科　社会基盤デザイン工学専攻　修士課程1年、中村一樹准教授研究室）

第65回土木計画学研究発表会　優秀ポスター賞

2022年6月5日

交通密度を考慮した街路空間デザインのCG評価

近年の街路空間整備では、移動目的の交通機能と活動目的の滞留機能の両面が求められています。これらの空間の利用のしやすさは、時間帯の違い等による車と歩行者の交通状況にもよると考えられます。一方で、仮想空間を可視化するCGツールといった情報技術発展により、このような交通状況と交通?空間デザインを組み合わせた将来ビジョン評価も可能になってきています。
本研究では、CGツールを用いて、モビリティを含めた交通?空間デザインが多様化した街路空間を想定し、車と歩行者の交通密度の違いが、街路デザイン評価へ与える影響を示しました。この研究結果は、道路の交通状況に応じた街路空間整備の検討に貢献していくことが期待されます。