在学生?教職員/受賞 理工学研究科の山下隼史さんが 中部地盤工学シンポジウムで優秀発表賞 を受賞
受賞者 |
山下隼史さん(理工学研究科社会基盤デザイン工学専攻 修士1年、小髙猛司教授研究室) |
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受賞名 |
地盤工学会中部支部 第34回中部地盤工学シンポジウム 優秀発表賞 |
受賞日 |
2022年8月8日 |
受賞テーマ |
砂質土に形成される骨格構造の評価と液状化予測への適用 |
巨大地震時の液状化被害に備えて社会インフラの耐震性を適正に向上させるためには、砂地盤の液状化特性を正確に把握する必要があります。しかし、原位置で複雑な骨格構造を形成している砂地盤は、試料採取にその骨格構造が壊れやすいために室内試験で適正な液状化強度を評価するのは容易ではありません。今回の発表では、砂質土の骨格構造の違いが液状化挙動に顕著に影響を及ぼすことを明確に示しました。具体的には、マイクロスコープとマイクロフォーカスX線CTによって砂質土の骨格構造の可視化にはじめて成功しました。さらに、その骨格構造の違いによって力学挙動が変わることを要素試験で示すとともに、構成モデルによるシミュレーションによって理論的な裏付けを行いました。また、振動台模型実験とその数値解析も実施し、骨格構造の違いを考慮した液状化予測が可能であることも示しました。新規性かつ信頼性の高い結果が示されていることが評価されました。 |