トップページ/受賞 薬学部の髙橋さんが日本薬剤師会学術大会でポスター優秀賞
受賞者 |
髙橋 奈央さん(薬学部薬学科6年、医薬品情報学研究室) |
受賞名 |
第51回日本薬剤師会学術大会 ポスター優秀賞 |
受賞日 |
2018年9月23日 |
受賞テーマ |
終末期がん患者における在宅療養と病院療養の医療費に関する費用対効果 |
本賞は、日本全国の薬剤師などのポスター発表から、①学術性、②新規性、③将来性、④医療等への貢献、⑤示説?討論時の態度?応対等を含む総合的な観点から審査が行われ、授与されたものです。 本発表では、終末期がん患者において病院療養と在宅療養のどちらが費用対効果に優れているかを明らかにすることを目的に検討を行いました。患者の死亡前 4 週間の 1週間ごとの療養場所(病院または在宅)の違いにより、組み合わせモデル8パターンを構築し、病院療養および在宅療養を行った終末期癌患者のQOL調査と費用調査を行いました。その結果、死亡前4、3、2週間を在宅で過ごし、死亡前1週間を一般病棟で過ごす場合が費用対効果に優れる可能性がありました。しかし、費用対効果を考えて死亡前1週間のみを一般病棟で過ごすことは難しいため、最期まで在宅療養を続けることが現実的な選択肢になることが考えられました。このような終末期癌患者の在宅療養と病院療養における費用対効果を明らかにした調査はこれまでに無く、その点が高く評価されました。
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