大学概要岩手県陸前高田市復興支援?応援プロジェクトBook-aid

Book-aid

 「愛知からできること」をテーマに、被災地の支援及び教訓の伝承を行う。かねてより行なってきた図書館再建プロジェクトに加え、津波の到達地点に桜を植える活動をされている桜ライン311を支援する。また、現地調査を行い、現地の方々との交流を通して、教訓や現状を研究する。研究成果は、学内での発表に留めず、名古屋に住む人々にも伝えることで将来起こる大震災に備えるための啓蒙活動へと繋げる。震災を「他人事」ではなく「自分事」として捉え、東日本大震災から学んだ教訓をもとに防災?減災対策への働きかけを行う。

今までに集めた本の仕分けとバリューブックスに向けての発送準備

6月の円頓寺商店街にて販売を行うための本とバリューブックス用の本の仕分けを行いました。

今までに集められた本が溜まっていたため、今回の仕分けによって販売に適するものとそれ以外に分けました。私たちの活動を行うための元となる古本については、大学関係の方だけでなく学校外の方々からも集めており、改めて私たちの活動が多くの方々に支援されていることがわかりました。

今回集めた本をもとに今後も活動を続けていきたいです。

円頓寺商店街にて古本と陸前高田市物産品を販売

今年度初めての円頓寺商店街サタデーマーケットに出店を行い、2年生にとっては初めてBook-aidの活動に本格的参加をしての活動でした。

商店街の方から「名城大学Book-aidの活動は商店街の話題になっている」「今年も参加をしてもらえて嬉しい」との声をいただくことができました。改めて去年までの活動が商店街の方々と密接に関わり、認められていたことがわかりました。今年は月に1?2回ほどの出店を予定していますが去年以上に商店街の方々と関わっていきたいです。

また、初参加となった2年生からも「また参加したい」「商店街の方と関われて嬉しかった」と言ってもらえたことは今後の活動のプラスになっていきと思います。

元Book-aid代表、現在は「NPO法人桜ライン311」職員である、太田海さんを大学に招き講演会を開催

かつてのBook-aid代表で、現在は陸前高田市にて復興活動を行なっている「NPO法人桜ライン311」の職員である太田海さんを名城大学に招き、講演会を行いました。

陸前高田市の復興の最前線を担う方のお話を聞くことによって復興の難しさを知るとともに、被災地への思いがより一層強くなりました。また、Book-aidのメンバー以外の学生も講演を聞くことによって、被災地の現状や今までの歩みについて共感を得ることができました。

その事実を知った上で私たちが今後どのように関わっていけばいいのか考えることができました。講演会に向けて、チラシを作成し各ゼミに宣伝活動を行うことによってBook-aid全体の知名度を向上することができました。

円頓寺商店街への出店

今回の活動から新しい「机」を利用。この机は愛知県の大学野球部の折れたバットを材料として、名古屋聾学校の生徒が加工、制作したものとなっている。

この活動はBook-aidの活動理念である「愛知県からもできること」に合致しており、愛知県の大学野球部、名古屋聾学校、名城大学Book-aid、円頓寺商店街という、被災地から遠く離れた団体であっても被災地の復興支援のためにかからることができるという自信の一つになりました。

また、今回の活動を通し新たな関係を築くことができたことは大きな成果の一つです。今後も被災地の復興支援に向け、新たな形を考えながら活動を行なっていけるようにしたいです。

円頓寺商店街への出店の様子

陸前高田市を中心に東北の復興の現状を調査

2022/09/01

今回の現地調査は毎年行なっており、陸前高田市を中心に東北の復興の現状を調査しました。

去年も訪問した「漂流ポスト」や「鶴亀寿司」なども新たなメンバーと訪問することによって異なる視点から問題を捉えることができました。毎年メンバーが変わる中で現地の方々から直接お話を伺うことによって、現地を訪問したメンバーはもちろん、今回は訪問することができなかった人にも現地の様子を共有することによって復興の現状がどうなっているのか全員が考えることができました。

また、今回は新たに「アトリエ田崎」に訪問することができました。これは、今年の私たちの研究テーマである「障がい者と震災」について知見を得るために訪問をさせていただきました。代表の田崎實氏から震災時の状況や障がい者と健常者の間にある壁についてのお話などをお聞きすることができました。

ヒアリングのための現地打ち合わせ

実際に、高田グローバルキャンパスを訪れたり、マルゴト陸前高田で11月の避難所運営をされた方へのヒアリングのための現地打ち合わせを行った。

また、ペンション福田で、女将の吉田さんから震災当時のお話や吉田さんが避難所運営された際のお話を伺うことができた。

今回の現地調査を通して、昨年からの1年間で陸前高田市が大きく変化したことがわかった。今回の現地調査で学習したことを通して、10月の円頓寺出店の際に現地の様子を名古屋の人に伝えた結果、陸前高田の現在を伝えることができた。

そのため、今後も継続して現地の様子を愛知?名古屋の人に伝えていくことが我々の使命であると考察する。並びに、イタルトコロ大学との関わりについても継続して行いたい。

現在のペンション福田前

下宿定住促進住宅と福田荘跡

大学祭に参加しました

2022/11/04

ブロジェクターを使い、活動について紹介

大学祭では大学内外から多くの人が来場されるため、多くの人に私たちの活動を知ってもらうことを目的に活動しました。

2日間で延べ100人以上の方々に訪問していただくことができました。また、本の売り上げについても45冊を購入していただくことができました。この売り上げは陸前高田市の復興のために全額寄付させていただきます。

また、本だけでなく、私たちの活動に興味を持ってくださる方々も数多くおり、活動の紹介するPVを使用することによってよりわかりやすく活動や東北の現状について知ってもらうことができました。

大学祭当日の様子

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ