- Classes
- 歴史と文化、日本の伝統文化、日本文学研究、ゼミナールⅠ?Ⅳ
- Area of Study
- 演劇学、近世文学
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授業紹介
日本の伝統文化
能?狂言?歌舞伎?文楽など、日本の伝統芸能について英語と日本語の両方で学んでいます。能?狂言は室町時代、歌舞伎?文楽は江戸時代に生まれました。それが今も生きた芸能として残っています。このような国は日本以外にないのです。そのことを実感して欲しいのです。
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研究紹介
演劇学
私は日本演劇研究者であり、比較演劇研究者であり、また一時期は俳優で作者でした。したがって専門分野は沢山あります。いま現在は、近松門左衛門と18世紀の英国市民劇について論文を書いています。明日になったら多分明治の興行史について研究すると思います。ゼミナールでは英語と日本語で劇をします。
Column
「日本文学研究」という授業で、芭蕉の「おくのほそ道」をドナルド?キーンさんの英語訳で読んでいます。学生が英語をうまく訳せないので、ためしに芭蕉の原文を読むと、ドンピシャの日本語がそこにありました。思わず「芭蕉は翻訳がうまいね」と言ってしまいました。言葉は道具でもあり、また自分の足で立つ強固な意志でもあります。
日本の伝統芸能の研究者だった私は、1998年の英国留学をきっかけに英国の現代演劇にはまり、あげくに演劇学校にまで入ることになります。それ以来10数回渡英し、150本近く観劇をしました。演劇は彼の地では文化のど真ん中を走っています。その面白さを多くの学生に伝えたいと思います。