トップページ/娱乐老虎机_mg老虎机-【唯一授权牌照】 ボランティア協議会が宮城県気仙沼市大島でボランティア活動

東日本大震災から間もなく14年 今回で17回目を数える「はまらいんや大島」

大島小学校で気仙沼市の菅原市長(前列左から3人目)と学生たち 大島小学校で気仙沼市の菅原市長(前列左から3人目)と学生たち

東日本大震災の発生から3月で14年になるのを前に、本学ボランティア協議会が2月13日から17日までの5日間、宮城県気仙沼市の大島地区で恒例のボランティア活動「はまらいんや大島」を実施しました。震災直後から継続している活動で、17回目の今回は学生26人と職員2人が参加しました。

参加した学生26人に気仙沼市長「活動を継続してくれて大変感謝しています」

  • 島内を散策 島内を散策
  • 近海クルーズ 近海クルーズ

13日夕に天白キャンパスを出発した学生たちは14日午前8時ごろに現地に到着すると、早速、島の魅力発見と観光資源の開発のために毎回実施している企画「島内散策」を実施。1日かけて散策し、島民との触れ合いを楽しんだほか、今回は近海を巡るクルーザーに乗船する機会に恵まれ、島を海から見て新しい魅力を見つけたり、近海の養殖業の現状などを聞いたりしました。

夜には、神奈川大学日本文化研究所の特別研究員で、気仙沼市立鹿折中学校美術講師の小野寺佑紀さんから、気仙沼市の震災時の状況や大島の復興状況などについて話を伺いました。学生たちからは「島民の皆さんは大変な状況から助け合ってきたことが分かりました」などと感想を話していました。

翌15日は午前中、住民の依頼を受けて島内にある大島小学校を訪問。体育館の清掃を行い、卒業式に向けて床のワックスがけに汗を流しました。作業中、気仙沼市の菅原茂市長が慰労に訪れ、「14年間も活動を継続してくれて大変感謝しています。映画のロケ地にもなった島の魅力にたくさん触れてください」と学生たちに呼び掛けました。午後は島内に2018年から設置している観光案内看板の補修作業や観光ベンチ作りを行いました。

小学校体育館や砂浜の清掃 観光案内看板の補修 観光ベンチ作りに取り組む

  • 講演する小野寺さん 講演する小野寺さん
  • 体育館の清掃 体育館の清掃
  • 観光案内看板の補修 観光案内看板の補修
  • 観光ベンチ作り 観光ベンチ作り

渡辺代表「島民との信頼関係をさらに強くして、今後も活動を継続していきたい」

  • 砂浜の清掃 砂浜の清掃
  • 約10?のごみを回収 約10?のごみを回収

最終日の16日は朝から小田の浜海水浴場で清掃活動を行い、1時間ほどで約10?のごみを回収。午後には岩手県陸前高田市に移動し、「東日本大震災津波伝承館」と「奇跡の一本松」を見学。学生たちは震災時は4~8歳だったこともあり、展示や映像で津波の恐ろしさを再認識するとともに、陸前高田市の復興の取り組みについて理解を深めました。

この後、本学卒業生で陸前高田市に移住して復興活動を行っているNPO法人「桜ライン311」の太田海さん(2020年経済学部卒)も参加。同市の復興の過程や自身の活動を学生たちに紹介し「津波の被害と惨状を100年、1000年と伝えるために活動を行っています。愛する家族を守るために自分は何ができるかを常に考えてほしい」と語り掛けました。

今回の活動を振り返り、ボランティア協議会社会連携部門代表の渡辺瑛斗さん(経営学部2年)は「新規の活動も多く実施することができ、新しい大島の魅力に触れられる機会が多い活動になりました」と総括。そのうえで「14年の活動の歴史と先輩方が築き上げてきた島民の皆さんとの信頼関係をさらに強くして、今後も活動を継続させていきたい」と力を込めました。

  • 太田さん(左から2人目)の話を聞く学生たち 太田さん(左から2人目)の話を聞く学生たち
  • 宿舎の椿荘の前で 宿舎の椿荘の前で
  • 奇跡の一本松 奇跡の一本松
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ