トップページ/受賞 理工学研究科の荒川さんが日本結晶成長学会ナノ構造?エピタキシャル成長分科会発表奨励賞
受賞者 | 荒川渓さん(理工学研究科材料機能工学専攻修士課程2年、赤﨑勇終身教授、上山智教授、竹内哲也教授、岩谷素顕准教授研究室) |
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受賞名 | 日本結晶成長学会ナノ構造?エピタキシャル成長分科会 発表奨励賞 |
受賞日 | 2018年7月13日 |
受賞テーマ | AlInN/AlGaN多周期クラッド層を用いた青色端面発光レーザダイオード |
日本結晶成長学会ナノ構造?エピタキシャル成長分科会では、結晶成長の次世代を担う研究者の育成を目的として「研究奨励賞」と「発表奨励賞」が贈られます。発表奨励賞は、結晶成長の発展に貢献する優秀な論文を発表した若手会員に授与されます。
本研究では、照明?ディスプレイなどへ応用が期待される窒化物半導体可視光レーザの長波長化の実現を目指しました。波長の長いレーザでは、クラッド層にAlGaNを用いると比屈折率差が低く、しきい値が増加する問題があります。そのため、AlGaNの代わりに低屈折率であるAlInNという材料を用いることで、比屈折率差を高め、波長450nmにおいて低しきい値化を達成しました。その結果が高く評価され今回の受賞につながりました。今後は更なる長波長化および低しきい値化の実現を目指し研究に取り組む予定です。 |